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『ごちそうさん』の時代

現在、放送中のNHKの 連続テレビ小説 『 ごちそうさん 』 の舞台になっているのが、大正時代末期の大阪――。当時の大阪は“大大阪(だいおおさか)”と呼ばれ、面積においても、人口においても、経済力においても、東京を凌いで名実ともに日本で最大、世界でも6位の大都市となりました。

↓そんな時代、堺筋(さかいすじ)の風景です。

現在でも大阪を代表する、いちょう並木で有名な御堂筋(みどうすじ)をはじめ、その下を走る地下鉄、さらにはの大阪城(天守閣)などが、この時代に次々と建設されていきました。

いわば、大阪人にとっての“栄光の時代”です。

しかし、その後の世界恐慌や戦時下での経済や産業の統制、さらには大阪大空襲――と、その栄光は徐々にかげり、ついには灰燼と帰してしまいます。戦後復興とともに以前の繁栄を取り戻すかのようにみえた時代もありましたが、本格的な東京への一極集中時代が幕を開けると、その衰退は決定的なものになりました。

↓現在の堺筋(さかいすじ)の風景です。

ちなみに、分かりました?

一番上に掲載した写真(大大阪時代の堺筋)の
真ん中に写っているビルが、
二番目の写真のビルなんですよ。

このビルは、昭和2年(1927)に建てられた『高麗橋(こうらいばし)野村ビルディング』。現在では国の登録有形文化財に指定されているとか。90年近い歴史のなかには、一帯が猛火に包まれた大空襲もあったというのに今も、『ごちそうさん』の時代の輝きを伝えてくれるものの一つです。