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染めムラ

来る日も来る日も、染色に関わる毎日を送っているのですが、最近になって、さらに「草木染」が楽しくて仕方ありません。というのも、ここ数ヶ月で、少しばかり、いや!! 僕にとっては“飛躍的”に技術を進歩させることができたからです。

その一つが「染めムラ」の解消です。天然染料での染色は染めムラとの戦いといっても過言ではないのですが、ようやく最近になってムラを克服することができました。

早くから染めムラには悩まされていたので、いろんな本を読みあさりましたが、どの本を読んでも「ムラなく染めるには、大きな鍋に染料を沸かし、布を泳がせるように染める」というように書いてあります。つまりは、たっぷりの染料で、まるで“しゃぶしゃぶの肉”のようにすればよいのですが、何度やっても思うようにはいきませんでした。


↑恥ずかしながら、こんな状態でした。

手染めなので「多少のムラは手作り感のある“アジ”」なのですが、それはムラなく染めることのできた人のセリフで、できない僕には “いいわけ!!” 以外の何ものでもないと思うので、この染めムラを解消するために、思いつくかぎりの様々な方法を試しました。たっぷりの染料で煮初めするのはもちろんのこと、熱い染料のなかに手を入れて細かく攪拌したり、温度を下げてて長く浸してみたり…、でも、なかなか思うように染めることができませんでした。が、ついに!! 成功したんです。

ついに!! まったくムラがありません。

化学染料とは違って草木染では布を染める前に、いくつかの処理をしておかなくてなりません。特に、意外にも植物繊維である綿(コットン)や麻は染まりにくく、さらに多くの処理が必要なのですが、その基本中の基本!! である精練(コットンの油分や汚れ、糊の成分を除去すること)を時間をかけて丁寧の行ってみました。実際の染めの作業よりも、何倍もの時間をかけて前処理を行うと、このとおり!! 雲泥の差で美しく染まりました。

ほんとッ!! 急がば回れ”ですねぇ。今まで、染めることだけに夢中になっていて、やっていたつもりの前処理がおろそかになっていたんです。しっかり前処理をしていれば、染料(染液)も時間も大幅に少なくてすみました。

なにせ独学ばかりなので、まだまだ勉強と実験を繰り返さなければならないことがたくさんありそうです。頑張ります!!