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手織り

早いもので、もう10月も半ば。街も、秋から冬へと装いを変えつつあります。僕が、ちょこちょこと顔を出す生地屋さんの店先にも、ウールの毛糸が並ぶようになりました。これを見て、毎年 思うのが “手織り”をしよう!! なのですが、この数年、そんな時間が全くとれず、それを実行するには至っていません。

ところが、先日 「あかん!! このままでは、せっかく覚えた織り方を忘れてまうわッ!」 と思い、ついに卓上の織り機を押入れから引っ張り出してきて、まずは カンが取り戻せれば・・・ と、あまっていた毛糸を寄せ集めて織ってみることにしました。

まずは、経糸(たていと)をかけ、やっと織り始めます。ここまでで数時間。
 

↓緯糸(よこいと)を織って、織って、また織ってーー。

久しぶりの織りで、もう肩はバキバキ、目はショボショボ ですが、数年ぶりの作業にしては、まずまずの出来栄え。あまり毛糸の寄せ集めで、デザインとしてイマイチですが――。

実は、数年ぶりに織りを復活させたのには理由があります。というのも、タンパク質でできている動物性繊維(ウールやシルク)は、植物染料(草木染)と相性がよく、色落ちしにくい性質があります。天然染料にこだわって作品づくりをやっていく以上“適材適所”を考えようと、まずはウールを使った織りを復活させた訳です。卓上の簡単な織り機とはいえ、いろんなものが作れそうです。

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