投稿者: hitotsuya

  • 「染色」と「染織」

    「染色」と「染織」

    前回のブログ 『手織り』 に続き、第二弾です。前回では、手織りが久しぶりだったので、とりあえず“あまり毛糸”で適当に織ってみましたが、今回は同じ毛糸を使いながらも少しだけデザインを考えて織ってみました。

    「染色」と「染織」

    「染色」と「染織」

    4色の毛糸を、経糸(たていと)でも緯糸(よこいと)でも2本ずつ交互に織ってみまた。

    ▼ 織り上がったマフラー

    「染色」と「染織」
    4色の糸を使いながらも織り上がると、こんな雰囲気になります。
    布を染める「染色」と、糸を染めて織る「染織」では、でき上がりをイメージするのに大きな違いがあります。複数のが折り合って生み出す色は、とても立体的で魅力的です。その分、織り上がりの雰囲気をイメージするのが、とても難しいのですが、これこそが「染織」の魅力の一つなんでしょうね。

    もう少し、「染織」を楽しむことにします。

  • 卓上手織り機で

    卓上手織り機で

    早いもので、もう10月も半ば。街も、秋から冬へと装いを変えつつあります。僕が、ちょこちょこと顔を出す生地屋さんの店先にも、ウールの毛糸が並ぶようになりました。これを見て、毎年 思うのが “手織り”をしよう!! なのですが、この数年、そんな時間が全くとれず、それを実行するには至っていません。

    ところが、先日 「あかん!! このままでは、せっかく覚えた織り方を忘れてまうわッ!」 と思い、ついに最も簡単な卓上の織り機を押入れから引っ張り出してきて、まずは カンが取り戻せれば・・・ と、あまっていた毛糸を寄せ集めて織ってみることにしました。

    ▼ まずは、経糸(たていと)をかけ、やっと織り始めます。ここまでで数時間 😅
    卓上手織り機で

    卓上手織り機で

    ▼ 緯糸(よこいと)を織って、織って、また織って――。
    卓上手織り機で

    ▼ 久しぶりの織りで、もう肩はバキバキ、目はショボショボ ですが、数年ぶりの作業にしては、まずまずの出来栄え。あまり毛糸の寄せ集めで、デザインとしてイマイチですが――。

    卓上手織り機で

    実は、数年ぶりに織りを復活させたのには理由があります。というのも、タンパク質でできている動物性繊維(ウールやシルク)は、植物染料(草木染)と相性がよく、色落ちしにくい性質があります。天然染料にこだわって作品づくりをやっていく以上“適材適所”を考えようと、まずはウールを使った織りを復活させた訳です。卓上の簡単な織り機とはいえ、いろんなものが作れそうです。

  • 黄金花(コガネバナ)

    黄金花(コガネバナ)

    さまざまな植物から得た染料と土や泥から作った顔料とで、布を染めて、衣服を作るのは、とても素敵なことです。が、最大の問題は “堅牢度” が低いこと。つまり、色落ちしてしまうことです。

    それこそが、天然染料ならではの美しさや色の複雑さを生み出し、化学染料にはない大きな魅力の一つなのですが、やはり僕は、洗濯機でザバザバ洗うTシャツなどに堅牢度の低い染料を使うのは、いかがなもの? かと思うので、そんなときは、できるだけ堅牢度の高い染料や色落ちしにくい技法を使うようにしています(ちなみに、堅牢度を優先していると、表現できる色の幅が狭くなるので、染色後の用途をはじめ、布(生地)の材質、染め方などを考慮して、適材適所に使い分けるようにしています)。

    そんな植物染料のなかでも、比較的に堅牢度が高いのが黄金花(コガネバナ) です。

    ネットで購入した黄金花の苗

    根を乾燥させたものを染料として使います。その色は、文字どおりの「黄金色」。そのため、別名を「黄芩(おうごん)」ともいいます。染料にほかにも、薬草としても用いられるそうです。

    が、これが結構と高価なんです――。

    なので自分で栽培すします。先日、植えたばかりなのですが、今から収穫が楽しみです。

  • ベンガラと松煙(墨)によるロウケツ染めTシャツ(part3)

    ベンガラと松煙(墨)によるロウケツ染めTシャツ(part3)

    「ベンガラと松煙(墨)によるロウケツ染めTシャツ」も、いよいよ最終回。今日は、まずは完成作品の紹介です。

    ↓正面です。

    制作風景

    ↓背面です。

    制作風景

    われながら、よい出来栄えです。ちなみに、これが縫製しているところ(今日は特別公開!! 本ブログで初公開!! )。

    ↓型紙を置いて柄に注意しながら裁断し、襟(えり)を縫っています。襟の縫製を失敗すると、全体が貧相に見えてしまいます。今回も、きれいに縫えましたが、いつも緊張します。

    で布を染め、自分で縫って衣服にする。究極のオリジナル。何度やっても、楽しいものです。
    来春以降、この楽しさを体験していただけるワークショップを計画中です。ぜひ!! お楽しみにッ!!

  • ベンガラと松煙(墨)によるロウケツ染めTシャツ(part2)

    ベンガラと松煙(墨)によるロウケツ染めTシャツ(part2)

    天然顔料(ベンガラなど)によるロウケツ染めでニット生地を染めてTシャツを作っています。今回のブログは 『ベンガラと松煙(墨)によるロウケツ染めTシャツ(part1)』 の2回目。前回までに、蝋(ろう)で囲った箇所を顔料で染めて乾かしています。


    ▼前回までの作業。

    ベンガラと松煙(墨)によるロウケツ染めTシャツ(part2)

    ▼今回は、前回に染めた部分を蝋で伏せます。(蝋で伏せられているのが分かりますか?)

    ベンガラと松煙(墨)によるロウケツ染めTシャツ(part2)

    ▼すべてを蝋で伏せたら全体を染めます。今回は「松煙(墨)」で染めます。

    ベンガラと松煙(墨)によるロウケツ染めTシャツ(part2)

    ▼その後、いったん乾燥させてから「脱蝋」です(熱湯のなかで、蝋を溶かす作業です)。

    ベンガラと松煙(墨)によるロウケツ染めTシャツ(part2)

    ▼脱蝋後、広げてみると、お~ッ!! 蝋染めらしい柄ができました!

    ベンガラと松煙(墨)によるロウケツ染めTシャツ(part2)

    次回は、これを縫ってTシャツに仕立てます。お楽しみにッ!!