投稿者: hitotsuya

  • ろうけつ染め(スタンプ)

    ろうけつ染め(スタンプ)

    最近、ろうけつ染めにハマっています。今回は、道具箱の中にあった こんな木片を利用してブロック・プリントのような柄に試験的なチャレンジをしました。

    ろうけつ染め(スタンプ)

    その方法は、いたって簡単。温めた蝋(ロウ)に、木片の先を浸し、充分に温めてから、布に押し当てていきます。まるで、スタンプを押していくようにすると、こんなふうになります。

    ろうけつ染め(スタンプ)

    これを藍(もちろん、自家製です!)で染め蝋を落とすと、こんな柄が浮かび上がります。

    ろうけつ染め(スタンプ)

    もう少し近づいてみると、いい感じに亀裂模様が入っています。

    ろうけつ染め(スタンプ)

    なんとなくですが、この技法のコツがつかめました。今回は試験的な試みだったのですが、次は本番です。Tシャツでも縫ってみようと思います。

  • 小さな秋 見つけた

    小さな秋 見つけた

    先日、ふと窓の外を見ると

    小さな秋 見つけた

    きれいな夕焼けには、秋の気配が漂います。

    今日から九月――。

    涼しくなってくるので、作品づくりを頑張ります。

  • ひとつ屋染織農園はナウシカの実験室のよう

    ひとつ屋染織農園はナウシカの実験室のよう

    早いもので、もう八月も終わり――。今年(2014)の春に始めた、染織にかかわる植物ばかりを栽培する【ひとつ屋染織農園】の植物たちも、真夏の猛暑を乗り越え、なんとか順調に生長しています。今回は、どんな植物を栽培しているのかを改めて紹介します。

    ▼ まずはメインの「蓼藍(タデアイ)」です。今年は、ついに自家製の “沈殿藍” で染めることに成功しました。
    ひとつ屋染織農園はナウシカの実験室のよう

    ▼ これは「インド藍」です。種からですが、随分と大きく育ちました。
    ひとつ屋染織農園はナウシカの実験室のよう

    ▼「鬱金(うこん)」です。芽が出るまでに時間がかかりましたが、今は順調です。
    ひとつ屋染織農園はナウシカの実験室のよう

    ▼「斑入りの刈安(かりやす)」です。「刈安色」といわれる美しい黄色に染まります。
    ひとつ屋染織農園はナウシカの実験室のよう

    ▼「日本茜(にほんあかね)」です。最近では希少になった日本の茜です。
    ひとつ屋染織農園はナウシカの実験室のよう

    ▼「コリウス」の「レッドヘッド」です。アントシアニンを抽出してみようと思います。
    ひとつ屋染織農園はナウシカの実験室のよう

    このほかにも、フェンネルやレモングラス、ミントなどのハーブ類など、どれも染料になる植物ばかりを集めて栽培しているのですが、ここまでにするにも大変でした。というのも、特殊な植物が多く、ふつうの園芸店やホームセンターなどでは苗やタネが売られていません。主にインターネットで購入するのですが、それでも手に入らないものは、自分で採取してくることもしばしばです。たとえば、下の写真の植物は、採取したものです。

    ▼採取してきた「虎杖(いたどり)」です。以前、紫に近い茶色に染めたことがあります。
    ひとつ屋染織農園はナウシカの実験室のよう

    ▼こちらも採取してきた「苧麻(カラムシ)」です。これは染料でなく、繊維をとって織物にします。
    春に始めた染料農園。最近では、まるで “風の谷のナウシカの実験室” のようです。
    もう少し涼しくなると、「波斯菊(はるしゃぎく)」や「大青(たいせい)」など、秋植えの“染料植物”を栽培する予定です。本当に小さな小さな農園ですが、ここでの作業が楽しくて仕方ありません。
    ひとつ屋染織農園はナウシカの実験室のよう

    春に始めた【ひとつ屋染織農園】。まるで “風の谷のナウシカの実験室” のように、少しずつ染織にかかわる植物を集めてきました。もう少し涼しくなると、「波斯菊(はるしゃぎく)」「大青(たいせい)」など、秋植えの “染料植物” を栽培する予定です。

    本当に小さな小さな農園ですが、ここでの作業が楽しくて仕方ありません!

  • ろうけつ(亀裂模様)の染め方 (後編)

    ろうけつ(亀裂模様)の染め方 (後編)

    前回のブログに『ろうけつ(亀裂模様)の染め方 (後編)』引き続き、【ろうけつ(亀裂模様)の染め方 (後編) 】です。

    ↓前回までに、蝋の亀裂を弁柄(べんがら)で染め、乾かしています。

    今回は、いよいよ蝋を落とす「脱蝋(だつろう)」の作業です。まずは、たっぷりの熱湯を沸かし、そこに専用の洗剤を入れておきます。この中に染めた布を入れ、浮き出た蝋をすくい取り除いていくのが「脱蝋」です。

    ↓洗剤を入れた熱湯に染めた布を入れます。

    ↓しばらくすると、蝋が浮き上がってきます。

    この作業を繰り返し、完全に蝋を取り除いてから洗浄し、これを乾かせば、「ろうけつ(亀裂模様)」の完成です。

    洗剤の入った熱湯で脱蝋する作業では、天然染料ばかりで染めた生地では色落ちするのが心配でしたが、思っていた以上の出来栄えに大満足です。しかも、やはり天然染料は、とても優しく、いい色合いです。今回の作業で、“こうしらもっとええんちゃうかな!? というひらめきが随分ありました。さらに、天然染料の魅力を探っていこうと思います。

  • ろうけつ(亀裂模様)の染め方

    ろうけつ(亀裂模様)の染め方

    腰のほうも随分とよくなり、作業場も整理できたことなので、久しぶりに「ろうけつ染め」をしようと思います(ろうけつ染めは、ほんとッ!! 手間がかかります)。


    【ろうけつ(亀裂模様)の染め方 (前編)】


    ▼ まず最初に用意したのが、天然の黄土で染めた生地(もちろん、これも 【ひとつ屋】 で染めています)。
    ろうけつ(亀裂模様)の染め方 (前編)

    ▼ これを新聞の上に広げます。
    ろうけつ(亀裂模様)の染め方 (前編)

    ▼ ハケで蝋(ロウ)を塗っていきます。
    ろうけつ(亀裂模様)の染め方 (前編)

    ▼ ちなみに、これが蝋です。今回はパラフィンにステアリン酸を配合したものを使いました。
    ろうけつ(亀裂模様)の染め方 (前編)

    ▼ 蝋を充分に乾かすと、昆布のような硬さになります。
    ろうけつ(亀裂模様)の染め方 (前編)

    ▼ まずは、これを大まかに割ります。
    ろうけつ(亀裂模様)の染め方 (前編)

    ▼ さらに、染料の中で細かく割りながら染めていきます。蝋の亀裂に染料が入っていきます(天然顔料の「ベンガラ」で亀裂部を染めました)。
    ろうけつ(亀裂模様)の染め方 (前編)

    ▼ 亀裂の染色が終わったら、ここでいったん乾かします。
    ろうけつ(亀裂模様)の染め方 (前編)

    今日の作業はここで終了です。赤いベンガラ染料が乾いたら、これを熱湯に入れて蝋を落とす「脱蝋(だつろう)」という作業を行います。すべてを天然染料でやってみているのですが、熱湯で炊く脱蝋の作業で染料も落ちてしまわないかが心配です。