投稿者: hitotsuya

  • 誕生日

    誕生日

    僕には、いわゆる五十日(ごとおび)ごとにやらなければならない仕事があります。それが土日祝と重なったなら、仕事は翌日以降になります。なので毎朝、目覚めるとすぐに「え~っと、今日は何日の何曜日やったけ?」と、日付と曜日を確認するのが日課です。

    今朝も、「え~っと今日は6月14日土曜日—。あッ!! 今日は土曜日やんか!! 二度寝しよう!」と、布団にもぐりこんでから、再びうんッ!? 6月14日といば、僕の誕生日やんッ!!!

    そう、今日は僕の誕生日!

    この歳になると、 というより、 の状態で、もはや、どうでもいい って感じです。

    誕生日

    ちなみに、バカボンのパパより五歳も年上になってしまいました。これからも、いいものが作れるよう頑張ります! これからも、よろしくお願いします!!

  • 雲丸(くものまる)

    雲丸(くものまる)

    前回のブログで、瑞雲(ずいうん)紋様のスカーフを制作していることを書きました。また、随分と以前にも銀箔を使った “雲と月の柄のTシャツ” を作ったことも書きました。そう!! 実は“雲”の模様が大好きなんです。

    ▼ 銀箔を使った月と雲の柄(抜染)のTシャツ。

    特に、日本の伝統的なデザインの雲に興味があります。遠い記憶を思い出すというか、空を見上げていると癒されるというか――、とにかく好きで、普遍的なデザイン性をも感じます。

    ▼ そこで、今度は こんな雲で染めてみようと思っています。

    これは有職文様(ゆうそくもんよう/公家の衣装や調度品などに用いられた伝統的な文様)の一つで、江戸時代の狩衣(かりぎぬ/公家が常用した略服)に用いられた紋様です。

    ▼ まずは型紙に彫ってみました。

    薄手のコットンのスカーフを染める予定です。

  • 瑞雲柄のスカーフ

    瑞雲柄のスカーフ

    おめでたい兆しがあるときに出現する雲といわれる「瑞雲(ずいうん)」は、古くから多様な形にデザイン化され、着物や漆芸など、さまざまな工芸品を飾る紋様として用いられてきました。

    ▼ 私は雲のデザインが好きで、以前にこんな型紙を彫っていました。

    ▼ そして今は、その型紙を使って藍染めの極薄の夏用スカーフを染めています。

    ▼ 近づいてみると、こんな模様です。

    藍でムラ染めにしたコットンスカーフに、抜染(ばっせん)という方法で瑞雲の模様を施しています。上の写真は、抜染糊を置いている状態で、これが乾燥したら蒸してから糊を洗い流し、さらに煮洗いしてから銀泥を使って模様を加えようと思っています。

    さぁ、どんな夏用スカーフができるのか!? 楽しみにしていてください!!

  • 日本茜(にほんあかね)を栽培する

    日本茜(にほんあかね)を栽培する

    日本の歴史のなかで最も古い染料の一つに数えられるのが「茜(日本茜)」です。アカネ科のつる性多年生植物で本州から九州にかけて分布し、山野でよく見かけることができたそうです。赤褐色の根、つまり“赤い根”であることから「あかね」と名づけられたのでしょう。これを煮出して赤黄色の染料にし、糸や布を染めました。ちなみに、『魏志倭人伝』にも供物の麻布として登場し、『万葉集』にも数種の歌が詠まれています。

    かつてはどこでも見られた日本茜が、外来種の旺盛か? 環境変化のせいか? めっきり姿を消したそうです。草木染の染料店でも、「インド茜」や「西洋茜」はありますが、「日本茜」を目にすることはありません。それもそのはず、インドや西洋の茜は根が太く、栽培が容易であるうえに、色も鮮明に染めることができます。それに対して、日本茜は根が細いので染め物にするには相当量が必要になるうえ、前述のように、自生地が激減しているので、これだけで染めるのは不可能に近い状態になっています。

    ちなみに、西洋茜は黄色味が強く、インド茜は西洋茜に比べると黄色味が少なく、日本茜は“夕焼け空の色”だそうです。「茜」の漢字を分解すると 「艹(くさかんむり)」に「西」になります。つまり“西の空=夕焼け”を意味しているんだと思います。ところが、日本茜で夕焼けの赤を染めるには、西洋茜やインド茜のように簡単にはいきません。

    私が勝手に想像するに、インドや西洋のものより、淡い色のはずの日本茜。それこそが、まさに“日本の美意識”です。そんな赤を染めてみたくて、インターネットで日本茜の苗を購入しました。

    日本茜(にほんあかね)

    このところの異常気象とヒートアイランド現象のダブルパンチで、恐ろしいほどの暑さになる都会の夏––。山辺の木陰に育つ日本茜が、酷暑の畑に耐えれるかが不安ではありますが【ひとつ屋染織農園】のなかでも木陰を探して、この日本茜を栽培しようと思います。さて、どうなるか? お楽しみにッ!!

  • 桜で染めたストール

    桜で染めたストール

    先日来のブログで『レーヨンの大判ストール』『桜の染料を作る』を紹介したので、今回はそれを使って実際に染めてみようと思います。といっても、桜の場合、その枝葉を煮出してすぐに染料として使うよりも、しばらく熟成させてから染めたほうが落ち着いた色になるように感じるので、ひとつ屋では約一年くらい寝かしたものを使います。

    ▼ こうして桜の枝葉を煮出した液を一年以上熟成させます。
    桜で染めたスカーフ

    ▼ 染めるのはレーヨンと綿の混織スカーフです。
    桜で染めたスカーフ

    ▼ 熟成させた染料を温め、スカーフを染めていきます。染料が “桜色” になっています。
    桜で染めたスカーフ

    ▼ 染めたスカーフを媒染(色を定着させるような作業)します。椿の灰汁を使うと、桜色がきれいです。
    桜で染めたスカーフ

    ▼ これを煮洗いして乾燥させると完成です!
    桜で染めたスカーフ

    桜で染めたスカーフ

    桜で染めたスカーフ

    写真では伝えにくいのですが、とても落ち着いた桜色のスカーフが染め上がりました。桜で染めたアッシュなピンクは、草木染めの中でも最も好きな色の一つで、まさに “日本の色” という感じがします。ちなみに、染料と同じく、草木染の布も、すぐに使うのではなく、このまましばらく熟成させると色に深みが増します。

    草木染工房 ひとつ屋がオープンするころには、ベストな状態だと思います。ぜひ!! 見に来てください!!