カテゴリー: ブログ

ひとつ屋の日々の仕事や判断、その背景にある考えを、いくつかのカテゴリーに分けて記録しています。畑で植物を育て、染め、織り、道具を整え、作り続ける。その過程で起きた迷いや選択を、現場の視点から綴っています。完成品だけでなく、そこに至るまでの時間や思考も含めて残す記録です。

  • ひとつ屋シルク

    ひとつ屋シルク

    荒地を開墾し、桑を植え、養蚕農家へ修行に行き、それでも何度も何度も失敗してきた「ひとつ屋シルク」。これまでも収繭(繭を収穫すること)はできているのですが、繭が小さかったり、バラツキがあったり—と、まだまだ納得いくものではありませんでした。

    「ひとつ屋でオリジナルの絹製品を作りたい!」などという大胆な夢を抱いてから苦節10年! ようやく質も量(繭の重さ)も納得できる繭を収穫することができました!
    来年は育てる蚕の量を今の5倍~10倍にする予定です。ぜひ!楽しみにしていてください!

    ひとつ屋シルク

  • 藍しごと

    藍しごと

    ある日、突然のように夏が終わったので、猛暑を理由に先延ばしにしていた二番藍の収穫と沈殿藍(泥藍)作りを行いました。これで今年も “藍しごと” は終わりに近づき、あとは晩秋にタネを収穫するだけです。
    今年もよく頑張りましたぁ~😃


    ▼ 収獲した二番藍を天日で乾燥させています。


    ▼ 沈殿藍(泥藍・藍錠)を作っています。

  • 緑綿(りょくめん)製品の開発

    緑綿(りょくめん)製品の開発

    「緑綿」とは文字どおり “緑色をした綿” で、アメリカの綿農家で細々と受け継がれてきた希少種です。収穫直後のワタは濃い緑色をしてるのですが、時間とともに黄緑色や灰色に変化します。繊維は非常に柔らかく 、肌触りは他の品種に比べて “ずば抜けた風合い” をもっています。

    昨年からは【ひとつ屋の染織農園】でも試験的な栽培を行い、その卓越したワタの質感に魅了されました。そこで、本格的な栽培し、ひとつ屋らしい製品化に取り組もうと考えています。


    ▼ 今年はタネを増やすための栽培をしている畑

    ▼ 緑綿の花

    ▼ 緑綿の実

    ▼ 緑綿の綿

    ▼ 緑色をしている緑綿のタネ


    ある程度の収穫量になれば、ワタやタネの販売をはじめ、ガラ紡で紡いだ糸、草木染した糸、さらには、それらを力織機で織った布の製品化を目指しています。

    この数年、コツコツと積み上げてきたことが、ここでやっと一つに繋がっていくわけです。ぜひ! ひとつ屋の今後を楽しみにしていてください!!


    過去のブログ『ひとつ屋に「ガラ紡」がやってきました!』『力織機を求めて』もご覧ください。

  • ネパール大旅行記(5)『力織機を求めて』

    ネパール大旅行記(5)『力織機を求めて』

    実は、今回のネパール旅行の最も大きな目的は「力織機(りきしょっき)」を視察することでした。

    ※「力織機」とは水力や蒸気機関、電気などの動力源を用いて布を織るための “器械” のことです。18世紀後半にイギリスで発明され、手織り機よりも効率的に布を生産できるようになり、産業革命の一端を担うものとなりました。


    以前に投稿したブロブ『“明治の産業革命”のように』にも書きましたが、ひとつ屋では草木染の品を工芸品や趣味の域ではなく、実用品にしたいという強い思いがあります。

    そこで興味をもったのが “道具から機械への発展途上にある機構” です。人の手が生み出す温もりを保ちながらも、ある程度は量産できるもの、それは “半分は人の手で、半分は機械が行う” というシステムで、これを「器械」というそうです。

    特に、今から百数十年前、明治から大正時代にかけて発明・開発された “器械” に、とても興味があります。

    ところが、あまりにも時間が経ち過ぎたため、当時の器械は博物館や資料館に展示されているものはあっても、実働しているものはありません。あったとしても、個人がそれを手に入れることは不可能です。

    入手することを諦めかけたその時、何気にYouTubeを見ていたら、インドでは似た織機が今も実働品として作られているようです。さらに、いろいろと検索してみると、どうもネパールでも作られているようでした。


    ▼ 写真は力織機ではなく「飛び杼(バッタン機)」です。
    ネパール大旅行記(5)『力織機を求めて』

    そう! ネパールといえば、ビジャ君(ひとつ屋のスタッフ)の母国! その後、彼がさまざまな情報を集めて下準備をしてくれたおかげで、ネパールで作られている力織機を視察し、購入するということが一気に現実味を帯びてきました。不思議なことに願えば叶うもので、その後も数々の人との縁がつながって、ついにネパールでの織物工房、さらには織り機の制作工場へと辿り着くことができました。


    そして、なんと! ここで私たちは「木製力織機」と「ドラム整経機」を発注することができました!


    すでに代金の支払いも済ませています。今から製作に取り掛かるそうです。
    さぁ~て、私たちのもとへネパールの器械は届くのでしょうか!? 届いたとして、それを使いこなすことができるのでしょうか?

    ほんとッ! ぜひ! 楽しみにしていてください!!!!!!

  • アフリカで使われる瓢箪のボウルを作ってみたい!!

    アフリカで使われる瓢箪のボウルを作ってみたい!!

    『アフリカで使われているような瓢箪のボウルを作ってみたい!!』というタイトルのブログを投稿したのは、今から11年前の5月のこと。当時のブログには「以前から、なぜか “ アフリカで使われているようなボウルを瓢箪(ひょうたん)で作ってみたい!! ” と思っていて、何度も大ひょうたんの栽培にチャレンジしているのですが、一度も成功したことがありません」と書いています。そして、今もって “ひょうたんボウル” は完成していません――😥

    ところが今年! ついに大ひょうたんの収穫をすることができました!

    次は中身(種)を取り出して、ボウルを作る工程です。
    楽しみにしていてください!