「ガラ紡」とは、今から150年ほど前に、臥雲辰致(がうん ときむね)によって発明された日本独自の紡績機です。
ガラガラと音を立てながら糸を紡ぐことから、この名前が付けられました。
当時としては画期的な紡績機でしたが、より近代的な西洋式の紡績機に比べると、糸の太さが不均一で、糸を紡ぐ速度もゆっくりでした。そのため、時代が近代的な機械紡績へ進むなかで、ガラ紡はしだいに衰退していきました。
しかし、ガラ紡はワタから糸を作る工程が手紡ぎに近いため、できあがる糸にも、手紡ぎのような素朴でやさしい風合いがあります。また、近代的な機械紡績では加工が難しい、和綿などの繊維の短いワタも糸にすることができます。
ひとつ屋では、そんな“手仕事に近い昔の器械”を使いながら、草木染や手織りにつながるアイテムづくりを進めていきたいと思っています。
まだまだ進化する、ひとつ屋の物づくりを楽しみにしていてください!
※ ひとつ屋では、手仕事に寄り添いながら働く道具を、あえて「機械」ではなく「器械」と表記しています。