カテゴリー: 制作風景

このカテゴリーでは、ひとつ屋で手作りしているアイテムの製作風景を紹介しています。実際の現場での手順や試行錯誤、完成に至るまでの過程を、そのまま記録しています。中には、思うようにいかず商品にならなかったものもありますが(笑)、そうした失敗も含めて、物づくりのリアルな一面として残しています。

  • ビー玉ボタン

    ビー玉ボタン

    今、ガラスを溶かしてボタンを作ることにハマっています。今回は、ビー玉を焼成窯に入れて溶かしてみました。思った以上の出来栄えです! ボタン足をつけて作品に使おうと思っています。洗濯のことを考えると、衣服に使うのは難しいかもしれませんが、カバンや帽子のワンポイントには良さそうです!これからも、もっと楽しいガラスのボタンが作れるよう研究を重ねます。

    ▼ふつうのビー玉を専用のプレートに並べます。転がらないようにするのがポイントです。
    ビー玉ボタン

    ▼これを焼成窯に入れて2時間ほどかけて熔かします。
    ビー玉ボタン

    ▼さらに半日以上かけて冷ませば、楽しいビー玉ボタンの完成です。
    ビー玉ボタン


    近いうちに、WEBショップでの販売も予定しています。さまざまな作品づくりにお使いください。お楽しみに!

  • 飛び斜紋のマフラーを織っています。

    飛び斜紋のマフラーを織っています。

    桑で染めた糸(経糸)と五倍子で染めた糸(横糸)でマフラーを織っています。「飛び斜紋」や「乱れ斜紋」と呼ばれる織り方で、二色の糸を使いながらも一体感のある“大人っぽい雰囲気”のマフラーにしたいと思っています。織り上がりを楽しみにしていてください。

    I am weaving a scarf with mulberry-dyed yarn (warp) and gallnut-dyed threads (weft). I would like to make a scarf with a calm color and an “adult atmosphere”. Please look forward to the completion!

     


    五倍子


    ゴバイシ(五倍子)

    五倍子は「ヌルデ(ウルシ科ヌルデ属の落葉高木)」にアブラムシが寄生することによってできる虫癭(ちゅうえい)。ここに豊富なタンニンが含まれており、古くから染料として用いられたり、革をなめすときに使われたりしてきました。特に、草木染では日本の伝統色でもある「空五倍子色(うつぶしいろ)」と呼ばれる褐色がかった淡い灰色を染めることができます。ちなみに、お歯黒を染めるにも、この五倍子が使われていました。



    https://www.creema.jp/item/9841556/detail


    https://item.rakuten.co.jp/hitotsuya/ksk005a/

  • ガラスのボタンづくり

    ガラスのボタンづくり

    最近、よく服やカバンを作っています。が、それに付けるボタンが、なかなか自分のイメージに合うものがありません。それなら作ろうッ!と、いつもの悪いクセ😅 早速、友人に相談したところ、ガラスで作る方法を教えてくれました。フュージングです。


    ガラスフュージング


    ① まずは自由に、そして適当に!ガラスの破片をボードに並べます。

    ② これを専用の炉に入れて焼成します。

    ③ 一昼夜かけて冷やし、取り出します。初ボタンです。

    ボタンになりそうなものもあれば、そうでないものもあります🤣 ガラスフュージングは初めてでしたが、すごく楽しかったです。これからもっと研究し、イメージするボタンを作りたいと思います。今後の ひとつ屋を楽しみにしていてください。

  • 【草木染/藍染】沈殿藍の作り方

    【草木染/藍染】沈殿藍の作り方

    「沈殿藍」は「泥藍(どろあい)」とも呼ばれ、古くからインド藍や琉球藍で用いられてきました。日本各地で栽培されてきた蓼藍(タデアイ)でも、同様の方法で藍色成分(インジゴ)を抽出することができます。今回の動画では〝蓼藍による基本的な沈殿藍の作り方〟を紹介します。慣れてしまえば簡単にできるので、ぜひ!チャレンジしてみてください。
    ▼ YouTube に「沈殿藍の作り方」の動画をUpしました。
    ぜひ!ご覧ください。
  • ウール(原毛)の藍の生葉染め

    ウール(原毛)の藍の生葉染め

    数年前に絹と同じ方法でウールの原毛を染めてみたのですが、あまりうまく染まらなかった経験があります。同じ動物性繊維(タンパク質)だから大丈夫だと思ったのですが、色が悪いうえに退色も早かったです。クサギの実もウールには不向きだというし、化学染料が登場するまでは青い毛糸はなかったと聞いたこともあるので、きっと青の成分とは相性が悪い繊維なのだと思っていました。
    先日、何気に読んでいた本のなかに「ウール(原毛)の藍の生葉染め」が詳しく書いてあったので、早速やってみました。
    今回は、その染め方(ウール(原毛)/藍の生葉染め方)を簡単に説明します。

    ▼汚毛を洗って用意した原毛。種類はコリデールです。このウールを洗っているところは、『汚毛洗いをご覧ください

    ▼藍の生葉。今年(2020)初めて育てた「ちぢみ藍」です(藍の種類)。いつも栽培している「千本藍」とは違って、その名のとおり、葉に縮れがあります。機会があれば、その違いを説明する blog をUpします。

    ▼絹を生葉染めするときと同じように、まずは青汁を作るのですが、それを一旦炊いて、さらに青汁(酵素)を加えて染めます。ちなみに、本にはなかったのですが少量の粗塩を加えて「もみ出し抽出」をしてみました。そのほうが浸透圧が上がるような気がしたからです。

    ▼確かに、ウールが濃く、しかも美しい蒼に染まっています。以前このblogで紹介した『藍染めのウールを糸に紡ぐ』では、乾燥した葉を使った煮染めをしたのですが、この時には助剤としてハイドロを用いました。しかし、今回は一切の助剤を使っていません。完全に藍の葉のみです。

    簡単ではありますが、藍の生葉によるウール(原毛)の染め方です。このワークショップを開催しようと思いますので、興味のある方はメール等でお知らせください。