カテゴリー: 道具と器械の話

このカテゴリーでは、ひとつ屋で使っている道具や器械について書いています。既製品、古い器械、自作の道具など、現場で実際に使いながら考え、直し、工夫してきた記録です。効率や新しさだけでなく、「なぜそれを使うのか」「どう使い続けるのか」という視点を大切にしています。

  • 繭(まゆ)――Cocoons

    繭(まゆ)――Cocoons

    先日、福島県から繭(まゆ)が届けられました。

    The other day, cocoon has been sent to my workshop from Fukushima(Northeast of Japan). About 80 years ago, Japan was famous exporter of raw silk made from the cocoons. So, we have very good quality cocoons (kinds of silkworm) even now. I want to make the yarn from cocoons of traditional Japanese silkworms.

    This is a cocoons.

    いよいよ〝座繰り(ざぐり)〟にチャレンジしようと思っています。ちなみに、「座繰り」とは、繭から糸をたぐりながら糸枠(いとわく)に巻きとることです。そう!! ついに繭から糸を作ろうって魂胆(こんたん)です。さて、僕にできるんだろうか!? どうぞ楽しみにしていてください!

    I want to challenge reeling raw silk by hand. By the way, I am going to use Japanese traditional wooden machine for reeling raw silk. Look forward to!!

    ちなみに、これが座繰り機です。

    This is a instrument for reeling filament by hand, called a hand filature.

  • 座繰機

    座繰機

    ▼ これなんだと思います?

    座繰機

    これは「座繰機(ざぐりき)」と呼ばれるもので、繭(まゆ)から絹糸を引き出して巻き取るための道具です。以前から欲しかったのですが、新品で買うと結構な価格で、私に手の出せるものではありません。では、なぜこれが欲しいかというと、ついに!! 繭から絹糸をとって織るつもりだからです! そこで、探しに探して、ようやく手に入れました。なんと!! 2,980円でした。

    とことが、ご覧のとおり、大正12年(1923)製の年代もの!

    かなり古いものなので、もちろん壊れている部分もありますが、糸を巻き上げるための歯車が大丈夫だったので修理すれば使えそうです。

    座繰機

    座繰機

    ▼ そこで、壊れていた部分は新たに作るなどして修復しました。

    座繰機

    座繰機

    座繰機

    ▼ 修理に数日を要して、ついに!! 修理を終えました。

    座繰機

    100年近く前の “木の機械” がカタカタと心地よい音を立てながら再び動き始めました。繭から糸を引くには、もう少し道具が必要なので、すぐに使うことはできませんが、今からとても楽しみです!

  • 開拓時代の糸車!?

    開拓時代の糸車!?

    先日、北海道からこんなものが届きました。

    開拓時代の糸車!?

    これは糸を紡ぐための〝足踏み式の糸車〟です。ついに糸を紡いで〝織り〟にも挑戦しようと思っています。ところが、糸を紡ぐための道具は高価なんです。このくらいの糸車も新品なら10~20万円。

    そこで某ネット・オークションで見つけたのがコレ。な・な・なんと!! 5,600円でも、やってきたのは、さすがに古い。もしかしたら開拓時代のものかも!?

    開拓時代の糸車!?

    開拓時代の糸車!?

    バネは伸びきって役に立たず、動力を伝えるベルトもありません。足踏みを踏めば、キィ~キィ~と音をたてます。そこで、近所のホームセンターでさまざまな部品を購入して修理を試みてみます。

    開拓時代の糸車!?

    バネと割りピンを入れ替え、油をさして、ベルトをセットし、細かな調整をしました。

    開拓時代の糸車!?

    開拓時代の糸車!?

    とてもスムーズに動き始めました。ついに現役復帰です!! こうなると、とても愛おしいものです。

    開拓時代の糸車!?

    開拓時代の糸車!?

  • 隠し釘

    隠し釘

    ↓前回のブログ『 ワークショップ・スペースのシンク設置 (その1)』の最後で、
    「すっごく!! いい雰囲気になりました。きれいに切り揃えて、外側(表)の完成です!」と
    締めくくって下の写真を紹介しました。

    でも、完成です!! といいながら、写真の“青い突起物”が気になりませんでしたか?
    この部分の  “青い突起物”

    正確にいうと、これままだ未完成の状態で、ボンドが乾くのを待って、この突起を取り外します。
    実は、これは 「隠し釘(かくしくぎ)」 というもので、全体はこんな形をしています。

    今回のように板を壁に固定するときなどに用いる釘の一種で、使い方は取り付ける板にボンドを塗り、これを隠し釘でとめていきます(上の写真の状態で、このままボンドが乾くのを待ちます)。

    ボンドが乾いたら、ペンチで青い突起を摘んでポキッ!! すると突起だけが外れます。
    すると、壁には何も残りません。まさに “かくし” クギ の名のとおり、釘が隠れてしまいました。

     

    壁など化粧面を仕上げるとき、または釘やネジの頭を目立たせたくない箱の製作なんかのときに、使い方が簡単なうえに仕上がりも美しく、僕はよく用います。とても便利なDIYアイテムです。

    最終的には、右の状態が左の状態になります。

      

    スッキリ!! 完成です!!

  • かくはん機(ミキサー)アタッチメント

    かくはん機(ミキサー)アタッチメント

    先日来、トイレの漆喰塗りを行っています。このブログでも書いたとおり、練った漆喰を刷毛(ハケ)で塗る方法をとっているで、この作業そのものに何の問題もないのですが、ここに至るまでの“漆喰を練る作業”大変なんです。水を加え始めた漆喰は次第に重くなり、一袋4キロを均一に練るだけでも結構な重労働。そこで購入したのが 、これ! 電動ドリルに取り付けることができる「かくはん機(ミキサー)のアタッチメント」です。

    その先端は、こうなっています。

    これを電動ドリルに装着し、回転させて漆喰を練ります。

    お~~ッ!! 産業革命です!!

    これまでの苦労は何だったのか!? と思えるほど手早く均一に漆喰を練ることができます。説明書によると、モルタルも練ることもできるとか。すでに、これまでにも大量のモルタルを手作業で練ってきたというのに――。1つ1,800円ほど。その存在も知っていました。なのに!! なぜ!? もっと早くに買っておかなかったのだろう(反省)。でも、漆喰を何度も塗り重ねるトイレのリフォームでも、その後にモルタルを使う床のリノベーションでも、まだまだ役には立ちそうです。