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  • 自分たちのシルクが真っ当な製品になるのか

    自分たちのシルクが真っ当な製品になるのか

    ひとつ屋では放棄耕作地を再耕し、桑の栽培から始めた“国産シルク製品づくり”に取り組んでいます。以前に卵から育てた蚕が繭になるまでを紹介し、その後には繭から糸を紡ぐ動画をUpしました。
    さらに今日は、その糸を織っているシーンをご覧ください。
    今は“自分たちのシルクが真っ当な製品になるのか”をすべての工程で検証しています。ところが、少し大き目のショールを作るくらいで、いろんな問題が生じます。自分が望む答えが出るまでには、まだまだ先は長そうです――。

    ※以前のブログ『ひとつ屋シルク「蚕が繭を作るまで」編』『ひとつ屋シルク「繭が糸になるまで(紡ぎ)」編』もご覧ください。

    自分たちのシルクが真っ当な製品になるのか

    自分たちのシルクが真っ当な製品になるのか


    We cultivate abandoned farmland, plant mulberry trees, and engage in sericulture. Previously on this SNS, I introduced how silkworms raised from eggs turn into cocoons, and after that I uploaded a video of spinning yarn from cocoons. Today, let’s take a look at the scene in which the yarn is woven.
    Currently, we are verifying in every step of the process whether the silk we grow will turn out to be a proper product. However, when making a slightly larger shawl, various problems arise. We are working to revive “Japan Silk” , but it looks like we still have a long way to go.
    * I’m sorry, my English is not good.I apologize if I caused any misunderstanding.


    我們開墾荒地,種桑樹,搞養蠶業。 之前在這個SNS上,我介紹了從雞蛋中養出來的蠶是如何變成繭的,之後我上傳了一個用繭紡紗的視頻。 今天我們就來看看紗線編織的場景。
    目前,我們正在每一步驗證我們種植的絲綢是否會成為合適的產品。 然而,當製作稍大一點的披肩時,就會出現各種問題。 我們正在努力復興“Japan Silk”,但看來我們還有很長的路要走。
    * 我的台湾華語不好。造成誤解的話很抱歉。

  • ひとつ屋シルク「繭が糸になるまで(紡ぎ)」編

    ひとつ屋シルク「繭が糸になるまで(紡ぎ)」編

    ひとつ屋では放棄耕作地を再耕し、桑の栽培から始めた“国産シルク製品づくり”に取り組んでいます。以前のブログ(『ひとつ屋シルク「蚕が繭を作るまで」編』)では、卵から育てた蚕が繭になるまでを書きましたが、今回は『ひとつ屋シルク「繭が糸になるまで」編』と題して、収穫した繭(収繭)を糸にするまでを紹介します。


    ▼ できたばかりの繭。とても美しいのが印象的です。
    ひとつ屋シルク「蚕が繭を作るまで」編

    ▼ 今回は、繭の先端を切って蛹(さなぎ)を取り出したものを使用します。ちなみに、取り出した蛹は爬虫類などのエサとなります。

    ▼ まずは繭を布の袋に入れ、重曹を加えた熱湯で焚きます。 

    ▼ 焚き終えた繭は、袋に入れたまま流水でよくすすぎます。

    ▼ すすぎが終わった繭は袋から出して乾かします。

    ▼ 乾いた繭を、ひとつ一つ丁寧に紡いでいきます。

    ▼ 蛹を取り出してからの作業なので、とても白く美しい糸を紡ぐことができます。なお、▲ 次回(以降)は、この糸を織るシーンを紹介します。


    コメント

    笹に覆われた放棄耕作地を再耕して養蚕の準備を始めたのは2018年(当時のブログ『伊賀工房のはじまり』をご覧ください。)。無謀な取り組みは、本当に“右往左往”と“試行錯誤”の連続でした。今も生産量は少ないし、たくさんの問題点もあります。これららも、小規模ながらのメリットをいかした “古い時代の養蚕” にチャレンジしたいと思っています。これらの ひとつ屋を楽しみにしていてください!
    なお、上記の糸紡ぎの方法は「ずり出し」の技法をもとに、ひとつ屋で考案したもので、伝統的な技法とはいえません。ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。

  • 令和5年(2023)秋の養蚕【ひとつ屋シルク】

    令和5年(2023)秋の養蚕【ひとつ屋シルク】

    できるだけ廃材を利用して、コツコツと作ってきた養蚕場。令和5年(2023)秋から、いよいよ本格的に、ここで蚕を育てて、ひとつ屋オリジナルの国産シルクにチャレンジします。このページでは、その作業と蚕の成長を随時紹介していきます。ぜひ!ひとつ屋の取り組みをご覧ください。
    ※今回は初めてなので500頭の飼育から始めます。


    ▼ 廃材を利用してDIYで作っている養蚕場。
    自作で養蚕場(3)

    ▼ ようやく完成し、掃除も終えて、いよいよ蚕の飼育を始めます。

    ▼ ひとつ屋では蚕を棚で育てる「棚飼い」と方法を採用します。


    ▼ ついに! 蚕を販売する会社から蚕の卵が届いた。ところが、気温が高いせいで予定より早く孵化し始めてしまいました。これは「毛蚕(けご)」といわれる状態です。

    ▼ まるで蟻のようなので、この時期の蚕を「蟻蚕(ぎさん)」というそうです。


    「蚕座(さんざ)」に移しました。

    ▼ 少しずつ蚕らしい色(白)になってきました。


    ▼ そろそろ、眠(みん)に入りそうだなと思っていた夜、眠入りしました(「眠」とは、脱皮半日前位から桑葉を食べなくなり、上半身を上げて動かなくなり状態を言います)。

    ▼ 防乾紙を取り除き、脱皮をそろえ、また乾燥と消毒のために石灰をまきました。


    ▼ 孵化から5日目( 2令)の状態です。眠あけがほぼそろったので、網掛けと給桑(餌となる桑を与えること)しました。


    ▼ 蚕を飼育するスペースの下に網を敷いた上で蚕を育て、定期的にを持ち上げ、下に落ちた食べ残しの餌や糞を掃除します。

    ▼ 下に落ちた食べ残し糞に蚕が紛れていないかを丁寧に確認します。死んでしまった蚕がいれば、ウイルスなどの病原菌を拡げないために石灰の中に入れて処分します。


    ▼ 7日目、蚕が大きくなり、少し密になったので「拡座(かくざ)」します。拡座とは、文字どおり「座を広げる」ことで、箸を使い、蚕を傷つけないように慎重に行います。

    ▼ 拡座の後は、お食事タイム。「給桑」です。


    ▼ 予想どおり、2回目の眠に入り始めました。


    ▼ 3令が始まりました。


    ▼ 「眠」があけると網かけ、さらに拡座して桑の量を最初の6倍になりました。とても順調に育っています。


    ▼ 本日11日目、朝イチ除沙のあと、拡座をして給桑をしました。
    ひとつ屋シルク

    ひとつ屋シルク


    ▼ 13日目。 脱皮して4令になりました。


    昨夜は激しい雨が降りました。そのせいで気温が少し下がったので、蚕たちの食欲が旺盛です。豪雨のなかで桑を摘んだかいがあったというものです(笑)。最近は、24時間で1cmほど大きくなり、順調に成長しています。今日が4令の4日目になるので、そろそろ次の眠(脱皮準備)に入るころだろうと気にしながら給桑しています。というのも、食べ残しがあると不衛生になるからです。蚕の生長を見ているのが楽しくて仕方ありません!



    ▼ 15日目。そろそろ眠に入りそうです。


    ▼ 16日目(4令5日目)。15:00ごろから眠に入りました。とても順調に成長しています。

    ▼ 20:30ごろ、よく寝てるので石灰をまきました。これは消毒と先に起きた蚕が桑を食べないようにするためです。


    ▼ 17日目。みんなよく寝ています。

    ▼ 夜、チラホラと脱皮を始めた蚕がいます。


    ▼ 18日目(5令、1日目)。無事に4回目の脱皮が終わり、除沙して給桑しました。


    19日目。「白キョウ病 」が発生し、数匹(数頭)が死にました。秋だというのに酷暑が続いたうえに湿度が高い環境が悪かったのだと思われます。蚕座を広げて桑の量も少なめにし、扇風機を2台回して対処します。

    ▼ 「白キョウ病 」で死んだ蚕です。

    ▼ 広げた蚕座。


    ▼ 20日目 (5令3日目)。蒸れが解消されたので「白キョウ病 」が広がることはなさそうです。

    ▼ 蚕が随分と大きくなったので蚕座を2段にしました。


    ▼ 21日目。病気も発生せず、とても順調です。


    ▼ 22日目。今日も順調です。マッチ箱くらいの大きさになりました。


    ▼ 23日目。変わらず順調です。


    ▼ 24日目。日に日に大きくなります。


    ▼ 26日目。ようやく「熟蚕」の香りがしてきました。それは、なんと表現すればいいのか—、ちょっと甘いような香りです。


    ▼ 27日目。最後の網掛けと除沙(蚕の糞や食べ残した桑を取り除くこと)の日です。脚先が少し透けた蚕が出てくきました。


    ▼ 27日目の夜。いよいよ繭(まゆ)を作り始める蚕が出てきました。頑張れ!


    ▼ 32日目。充分に成熟した蚕が繭(まゆ)を作るための足場蔟(まぶし)に入れること)から6日目。ほどんどすべての蚕が繭を作りました。


    ▼ 10月9日、蚕を育て始めてから35日目(上蔟から9日目)、ついに!繭の収穫(収繭)です!!!!!!