都会生まれの都会育ちの私にとって、田舎暮らしは憧れでした。特に、学生のころに天然染料(草木染)に興味をもってからは、その思いが強くなるばかり。しかし、田舎へ移住するほどの勇気はなく、少し長めの休みが取れれば、母の実家がある岐阜県の田舎へ行き、その気分だけでも味わっていました。
しかし、最近は年を取って、大阪から岐阜までの長時間運転がつらくなってきたうえに、もう子供もついてきてはくれなくなり、この数年はすっかりご無沙汰していました。それでも田舎暮らしへの憧れが消えることはなく、最近では「老後の一時期でもいいので⋯」と、思いのかたちは少し変わりましたが、若いころと変わらぬ気持ちがありました。
▼ 伊賀工房となる古民家
▼ 母屋の前の庭
伊賀の古民家との出会い
そんなおり、忍者で有名な三重県伊賀市(いが)に良い物件があると紹介されたので、冷やかし半分で見に行くことにしました。
立地は大阪から車でも電車でも約1時間半。しかも、大阪からの電車が停車する駅にほど近い物件です。築100年の母屋と離屋、それに蔵。さらに、車や農機具などを入れられる倉庫と、ほどよい広さの畑もついています。井戸まであり、憧れの田舎暮らしにはぴったりの物件! 価格が安いだけに傷んでいる部分もありますが、そこは得意のDIYでリノベーションできそうです。
新しい工房と染織農園へ
もちろん不安もあります。年を取って田舎に住めるだろうか!? 病院は!? 買い物は!? ――。いろいろと調べたり、悩んだりしましたが、妻とも相談を繰り返した結果、購入することを決めました。
ここに新たな工房と、染織に関わる植物を栽培する【ひとつ屋染織農園】、そして【ひとつ屋シルク】のための養蚕スペース、さらには、たくさんの人が集える空間を作ろうと思います。
今のところ、古民家を購入しただけで、どこから何を始めればよいのか!? そのイメージさえできていません。それでも、じっくりと時間をかけ、DIYリノベーションで素敵な空間にしていこうと思っています。
そんな伊賀でのモノづくりも、このブログにアップします。楽しみにしていてください!
▼ 蔵と離れ
▼ 庭から見た離れと蔵
▼ 中庭
▼ 中庭から見た母屋