タグ: 染料植物

  • ひとつ屋の物づくり

    ひとつ屋の物づくり

    牧場に羊の毛を買いにいったのは去年の夏。

    汚毛洗い

    買ってきた羊毛は、こんな感じ。

    汚毛洗い

    これをきれいに洗います。

    畑では2年前から茜を育てています。

    ようやく収穫できたのは、今年の春。

    自家栽培の西洋アカネ(Madder)の収穫。

    これで羊の毛を染めて

    自家栽培の西洋アカネで染める。

    We spun this into yarn.

    自家栽培の西洋アカネで染める。

    And now we are weaving a scarf.

    とても気の長い話ですが、これがひとつ屋が物づくりです。ほんとは羊から飼いたいくらいです(笑)。
    織り上がるまでには、もう少し時間があかります。楽しみにしていてください!

  • キハダ(黄蘗)で染めた原毛を糸にした。

    キハダ(黄蘗)で染めた原毛を糸にした。

    以前『キハダ(黄蘗)でウールを染める。』と題したブログを書き、その後『キハダ(黄蘗)で染めたウール』へと続きました。そして、ようやく糸にすることができました。

    キハダ(黄蘗)で染めた原毛を糸にした。

    キハダ(黄蘗)で染めた原毛を糸にした。

    実は、先日のブログ『自家栽培の西洋アカネで染める。』で紹介した糸と合わせて織ってみたい柄があるんです。また楽しみにしていてください。

    ↓ ちなみに、自家栽培の西洋アカネで染めて紡いだ糸です。
    自家栽培の西洋アカネで染める。

  • 桜染め①(染料を作る)

    桜染め①(染料を作る)

    暖冬だったせいで、今年(2020)は桜の開花が例年より早いようです。今年も桜の枝が手に入ったので「桜染め」をします。と書くと、もうすっかり「桜染め」に手馴れているようですが、正直のところ、うまくいったためしがありません。そこで、今年は何度目かのリベンジです。

    ちなみに、染料に用いる桜は “咲く直前の枝” がよいといわれています。開花させるエネルギーや桜色の成分が枝に集まっているからだといいますが、定かではありません。ただ、“桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿”という諺があるくらいで、桜を枝を切ることがめったになく、ましてや!これから咲こうとする枝を切ってしまうのは忍びないものです。

    そんな貴重な桜が手に入ったので、草木染め基本に立ち返り、思いつく限りの染め方、さまざまな方法で染めてみようと思います。今回は作品づくりというより、染め方(実験)の記録です。


    染め方


    ① 桜の枝1.8㎏(2020年3月15日採取)を3~5㎝に切ります。蕾が芽吹き、染料としてはベストの状態です。

    桜染め①(染料を作る)

    ② まずは枝についている汚れをよく水洗いします。

    桜染め①(染料を作る)

    ③ 桜の枝1.8㎏に対し、6ℓの水で煮出していきます。重曹などを入れて煮出す「アルカリ抽出」もありますが、今回は水のみで煮出します。「アルカリ抽出」は機会があればチャレンジしようと思っています。

    桜染め①(染料を作る)

    ④ 火にかけ、2時間ほどが経過した状態です。

    桜染め①(染料を作る)

    ⑤ 火を止め、ひと晩 放冷した状態です。

    桜染め①(染料を作る)

    いい感じです! 以前に何かの本に『「④ 煮出し」と「⑤ 放冷」を何度も繰り返して良い色が得られる』とあったので、今回は、この方法を試してみようと思います。

    さまざまな繊維を染めてみた結果は『【草木染】サクラ 』をご覧ください。

  • 20年3月2日(月)

    20年3月2日(月)

    ◆ 先日、収穫して残った「西洋アカネの根」と植え戻しておいた。もう、芽生えている。

    20年3月2日(晴)

  • キハダ(黄蘗)でウールを染める。

    キハダ(黄蘗)でウールを染める。

    キハダ(黄蘗)はミカン科キハダ属の落葉高木で、「黄蘗」や「黄柏」「黄膚」とも書き、東北アジアの山地に多く自生し、日本でも全国で見ることができます。樹高は10~20mにも達し、その名のとおりに樹皮が黄色く、これを乾燥させたものが、生薬(漢方薬)や染料として使われてきました。

    キハダ(黄蘗)でウールを染める。

    染料としては「黄蘗色(きはだいろ)」と呼ばれ、鮮やかな黄色を染めることができます。また、本来の黄色を染める以外にも、赤色や緑色の下染めにも利用され、紅花をより鮮やかにするとめの下染めに用いられるのが有名です。

    今回は、そんなキハダでウールを染めてみようと思います。


    まずは、キハダのチップを手で細かくして鍋で見ます。

    キハダ(黄蘗)でウールを染める。

    キハダ(黄蘗)でウールを染める。

    アルミで先媒染(⇓媒染中)した羊毛を煮出して得た染料で浸染する。

    キハダ(黄蘗)でウールを染める。

    キハダ(黄蘗)でウールを染める。


    と、まぁ文章にすれば、これだけのことなのですが、急騰急冷を嫌うウールは温度管理が重要で、染め上がるまでに少なくとも3日は必要です。ましてや寒い今ごろは、染めたゆっくりと温度を下げるため、お鍋を毛布で包むこともあります。

    この染めた原毛を、このまま使うか、下染めにするか、まだ思案中です。楽しみにしていてください。