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ロウケツ染め②『蝋伏(ろうぶせ)』

前回に続いて「ロウケツ染め」の工程です。

前回までにデザイン画を布に写し取る作業を終え、今回からは、溶けた蝋(ろう)を筆で布に塗っていく作業です。せっかく作るなら!! と、はりきって細かな図柄のデザインにしたものの、これを布に写し取る作業も、蝋を塗る作業も、思った以上に大変なものになりました。

ちなみに、ロウケツ染めで布に蝋を塗ることを「置く」と言います。
なので、以後は「置く」と表現します。


↑デザイン画を布に写しとる作業

ひと口に「ロウケツ染め」といっても、さまざまな技法がありますが、今回の課題で用いるのは「蝋伏(ろうぶせ)」という基本的な技法で、布に蝋を置くことで染料が布に入るのを防いで図柄を表すものです。たとえば、白地に蝋を置き、黄色で染めれば、蝋を置いた所だけが白く残ります。さらに、その上(黄色い分)に蝋を置き、青で染めれば、黄と青の掛け合わせで緑の地となり、白と黄の柄ができます。これが「蝋伏(ろうぶせ)」の技法と原理です。

で、布に写しとった下絵を原画(カラープランニング)と照らし合わせながら、まずは白くなる部分に溶けた蝋を筆にとって置いていく作業です。

↑黄土色の部分が蝋で伏せた所です。

蝋を一度 置いただけでは布に染料が入ってしまうので、もう一度同じ部分を塗って完全に防染しなければなりません。それが今回の課題なんです。しかも、最終的には五つの色を使う予定なので、5色×2=10回も、この細かな作業を、根気よく!! 丁寧に!! 失敗なく!! 完了しなければなりません。ともかくも、現段階で白はOKなので、次の段階へと進むとします。