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自作! トレス台

染色の作業では、しばしばトレス台が必要になります。これはガラス板の下から光を当てて、布の下に敷いたデザイン画などを透過させて写し取るための道具です。とても単純なものなのですが、最近では光源にLEDを使った薄型のものをはじめ、光が満遍なく当たるもの、さらには目が疲れにくいものなど、さまざまな種類があります。ところが、どれも結構な値段のわりにA3ほどの面積しかなく、購入する気にはなれませんでした。

でも、ないとなると作業にも時間がかかってしまうし、何よりトレスが億劫になるので納得するものを自分で作ることにしました。今日はトレス台の作り方を紹介します。


トレス台の作り方


まずは材料です。9㎜角の木材が6本、さらに蛍光灯と乳白色のアクリル板、さらにはアクリル板に合わせて切った1×4材が4枚です。ちなみに、1×4材はホームセンターのカットサービスであらかじめ切ってもらうと楽ですよ。

自作! トレス台

木材をこんなふうに組み合わせて蛍光灯を取り付けておきます。左右どちらにコンセントがあっても使えるようにコードは中央から出し、スイッチは手元にくる位置に付けておくと便利です。

自作! トレス台

そして、内側に這わした9㎜角の木材にアクリル板を乗せ、ボンドで固定すれば完成。とても簡単です!

自作! トレス台

電気をつければ、こうなります。

自作! トレス台

写真にすれば、蛍光灯の光が偏っているように見えますが、実際には思った以上に使いやすく、作業面積の広さはもちろんのこと、持ち運びのときの重さも申し分ありません。さらに、ひと手間かけて木枠と天板をフラットになるよう工夫したので、作業面の段差に紙や布が引っかかったりすることもなく、使い勝手も上々です!

おかげで、以前は ▼ こんなだったトレス作業が—。

自作! トレス台

今では ▼ こうなって作業が非常に楽になりました。

自作! トレス台

まだまだ “あると便利だろうなぁ~” と思う道具はたくさんありますが、一足飛びに揃えるのは難しいので、ひとつ一つ納得できるものを作っていこうと思うます。

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