ちょっとアンニュイとした「ドルマンスリーブのTシャツ」を作りました。もちろん!! すべて天然染料で染めてから縫っています。
後ろは、こんな感じです。
今回使ったのは、グレーの部分が「松煙(しょうえん)」です。これは松を燃やして得た煤(すす)で墨の原料でもあり、“墨染め”ともいわれます。そして、青い部分が “自家栽培の藍” なのですが、先に松煙で薄く染めてから、藍を重ねて染めてみました。
すると何ともいえない深い色合いになり、われながら驚いています。
やはり天然染料はいいですねぇ。化学染料にはない深みがあるというか、立体的な奥行があるというか――。僕は大好きです。確かに、化学染料に比べると堅牢度は劣りはしますが、最も大切な “色の魅力” という点においては、はるかに勝っています。
こういう染め方をさらに研究し、これからも天然染料の魅力を探ろうと思います。