投稿者: hitotsuya

  • 亜麻の栽培

    亜麻の栽培

    苧麻(からむし)や和綿(三河木綿)の栽培、さらには養蚕にもチャレンジしている ひとつ屋染料農園――。次なるチャレンジは「亜麻(あま)」の栽培とリネンづくりです! と、宣言したいのですが、涼しいところを好む亜麻(フラックス)の栽培適地は、日本では北海道だけだそうです。
    真夏には35℃を超えるうえ、しかも多湿な大阪では無理なのでしょうか—。まずは、実験的に栽培してみます。さて、どうなるか!? また報告します。


    ▼ 芽を出した亜麻。最初から間違っていたのか—? 発芽率が悪い(涙)


    In addition to growing ramie and Japanese cotton, our farm also takes up the challenge of sericulture. Now, we are also trying to grow flax. However, since flax is a plant that prefers cool places, it is said that it can only be grown in Hokkaido, which is in the north of Japan.
    We don’t think it’s possible in Osaka, where the temperature exceeds 35°C in the middle of summer, but for the time being, we’ll try cultivating it experimentally. Well, what will happen!? I will report again.


    除了種植苧麻和日本棉,我們的農場還接受了養蠶業的挑戰。 現在,我們也在嘗試種植亞麻。 但是,由於亞麻是喜陰涼的植物,據說只有位於日本北部的北海道才能種植。
    我們認為在盛夏氣溫超過35°C的大阪是不可能的,但暫時我們會嘗試進行試驗性栽培。 好吧,會發生什麼!?我會再次報告。

  • 東洋的な美しさ

    東洋的な美しさ

    作品を作るとき、いつも意識していることの一つに“東洋的な美しさ”を大切にするということがあります。それは日本を含めたアジア全体が共有する美しさです。これは日本の古い型紙のデザインですが、どこか西洋的で、しかも現代的なところが気に入っていて頻繁に使います。今回は柿渋で染めてバッグに仕立てようと思っています。

    東洋的な美しさ


    When I create works, what I value is “oriental beauty”. That is the beauty shared by all of Asia, including Japan. The paper pattern in this photo is an old Japanese design, but I like it because it is somewhat European and yet modern, so I use it often. This time, I’m thinking of dyeing this pattern with persimmon tannin and then making it into a bag.


    我創作作品時,看重的是“東方之美”。 這是包括日本在內的整個亞洲共有的美景。 照片中的花紋紙是日本的舊設計,但我喜歡它,因為它有歐洲的感覺,而且很現代,所以我經常使用它。 這一次,我想用柿子丹寧來染這個圖案,然後做成一個包包。

  • 初心忘るべからず

    初心忘るべからず

    おもしろい羊毛(原毛)をいただいたので、久しぶりに紡いでいます。いろんな色がミックスされていたり、毛玉が入っていたり—と、できた糸にも表情があって、とてもおもしろく、今から何を織ろうかと楽しみです!
    日々の忙しさにかまけて、こういう感覚を忘れていました。最近、再び真摯に“作ること”に向き合おうと思っています。


    ▼ ブラウンをメインにさまざまな色が混ぜ込まれた羊毛(原毛)
    初心忘るべからず

    ▼ ↑ これを紡ぐと ↓ こんな糸になります。織るのが楽しみです。
    初心忘るべからず

  • 放棄耕作地に藍を植え付ける(後編)

    放棄耕作地に藍を植え付ける(後編)

    前回のブログ『放棄耕作地に藍を植え付ける(前編)』の後編です。五月晴れが続いた先日、藍を栽培するための畑の整備をしました。そこは昨年から徐々に整備してきた“放棄耕作地”です。ついに!藍畑として復活しました!!


    ▼ 放棄耕作地を畑に戻すのは、想像していたよりも非常に大変なことでした(詳しくは『放棄耕作地の再生と工芸作物の栽培』をご覧ください)。特に、1年目は手間も時間もかかります。

    昨年 再生できなかった部分も以前から徐々に耕していたので、今回は耕運機で一気に済ませると思っていました。ところが、長年にわたって放棄されていた土は、笹や雑草の根が深く絡み合い、小型の耕運機では歯が立ちません。なので、やはり手作業で丁寧に根を取り除くことになりました。

    ▼ 手作業で雑草の根を取り除いた後は耕運機を使って耕し、整地しました。

    晴天なり!

    ▼ いよいよ藍の苗の定植です。藍の苗は『令和5年度 野良仕事開始!』で紹介したものです。早春のころにまいたタネが、育苗箱いっぱいの大きな苗になりました。これを畑に定植していきます。

    ▼ ちなみに、藍の育て方の詳細は、ひとつ屋のYouTube (https://www.youtube.com/watch?v=xf65k0gdz58)をご覧ください。

    ▼ 60cmの間隔を空けて、ひとつ一つの株(5~6本の苗)を丁寧に畑に植え付けていきます。


    こうして、耕作放棄地は藍畑として再生しました。明日は雨の予報。なんと グッドタイミング! 豊作を予感させてくれる雨です!!

    ▼ Before
    放棄耕作地の再生と工芸作物の栽培

    ▼ After


    わずかな面積の放棄耕作地を畑に再生するのに、実に3年の時間を要しました。何もかもが “初めてのこと” で、時間と手間、そして体力を無駄に使ったような気がします。でも、その分 コツみたいなものをつかむことができました。

    来年は、さらに面積を増やそうと ⇓ の耕作地をお借りする予定です。今のところ、麻布を織るための亜麻や苧麻の栽培にチャレンジしたいと考えています。これからの ひとつ屋を楽しみにしていてください!


    ※今年も「藍の生葉染め」のワークショップを開催する予定です。詳しい内容はLINE公式アカウントでお知らせいたします。ご興味のある方は、ホームページより、ぜひ!ご登録ください。

  • 放棄耕作地に藍を植え付ける(前編)

    放棄耕作地に藍を植え付ける(前編)

    晴天が続いた先日、藍の苗を畑に植え付けました。今年からは本格的な栽培を始める予定で、お借りした畑(放棄耕作地)の整備を昨年から進めていました。今回のブログでは、放棄耕作地を整備して藍を植え付けるまでを報告します。まずは、その前編です。


    ▼ 一年で最も寒いころに畑を耕して土を寒気にさらし、害虫や病原菌を減らす作業を行いました。これを「寒起こし」といいます。

    晴耕雨“作”

    ▼ 寒起こしのころは冬枯れだった風景も、春の訪れとともに芽吹き、一気に緑へと変わります。畑のなかにも、雑草がちらほらと生えてきました。藍を植え付ける前に、この雑草を取り除き、もう一度 耕さなければなりません。

    ▼ まずはスコップで土をひっくり返します。これがとても重労働なんです――。

    ▼ それ以上に大変なのが、笹や雑草の根を取り除く作業です。何年も放棄されていた畑は、笹や雑草の根が深く絡み合い、しかも土が固く締まっているので、ひとつ屋の家庭菜園用の小さな耕運機では歯が立ちません。なので、これを手作業で掘り起こし、取り除いていきます。ちなみに、再耕して2年目以降の畑は、土も柔らかく、小さな耕運機でも耕すことができるので、作業が随分と楽です。

    ▼ できるだけ丁寧に笹や雑草の根を取り除き、あとは耕運機を使って耕して整地しておきます。いよいよ明日は藍の苗を植え付けます。後編につづく――。


    【余談】

    今年は本格的な藍の栽培を始めるつもりだったので、実はこの倍の畑で同じ作業をしました。しかも、一人で――。さすがに、腕も腰もパンパンで、本当に疲れました。というのも、お手伝いいただけるはずだった方々に急用ができたり、コロナに感染したり—と、思いがけない事情がありました。そのことを心配しながらも、藍の植え付けを遅らせることもできず、予定の倍以上の時間をかけて作業を済ませることができました。

    でも、こうして一人で作業をしていると、いろんなことが頭をよぎります。昔のこと、今のこと、そして未来のこと—。特に、なんだかんだと忙しい暮らしのなかでは、じっくり考えることさえできていなかったことに今さら気づかされました。日々、考えているつもりでも、できていないのが現代人の暮らしなんでしょうね――。ときに一人になって考えるのもいいものです。

    ちなみに、急用の知人も、コロナに罹患した方も、大事に至ることはありませんでした。


    後編()へ続く。