カテゴリー: 制作風景

このカテゴリーでは、ひとつ屋で手作りしているアイテムの製作風景を紹介しています。実際の現場での手順や試行錯誤、完成に至るまでの過程を、そのまま記録しています。中には、思うようにいかず商品にならなかったものもありますが(笑)、そうした失敗も含めて、物づくりのリアルな一面として残しています。

  • 江戸時代のままの型染(2)

    江戸時代のままの型染(2)

    以前に掲載した『江戸時代のままの型染(1)』の続編です。


    先日来、作業を続けていた型染の帆布が染め上がりました。一切の化学薬品や助剤を使わず、伝統的な柄である『蜘蛛の巣に楓紋』を江戸時代のままの方法で染めています。染料にはインドアカネを使いました。まだ納得できるものではありませんが、草木染らしい雰囲気に魅力を感じ、いにしえの技法での作品づくりを深めようと思います。これからが楽しみです!

    ▼ 帆布に型糊をおきます。
    江戸時代のままの型染(2)

    ▼ 地入れをしてインドアカネで染めます。何度も、この作業を繰り返します。
    江戸時代のままの型染(2)

    ▼ 糊を落として完成です! でも、もう少し鮮明な赤を表現したかったです😥
    江戸時代のままの型染(2)

    江戸時代のままの型染(2)


    The other day, I was dyeing canvas. I don’t use any chemicals or auxiliaries in the process. I dyed traditional Japanese design with the technique of more than 200 years ago. I was fascinated by the atmosphere of plant dyeing with the old technique. I’m thinking of studying how to make works with this technique. I’m looking forward to it!


    前幾天,我正在給帆布染色。我在這個過程中不使用任何化學品或助劑。我用200多年前的技術染色。我用印度的茜染了這個。我對使用舊技術進行植物染色的氛圍著迷。我正在考慮研究如何使用這種技術製作作品。我對此很期待!

  • 江戸時代のままの型染(1)

    江戸時代のままの型染(1)

    一切の化学物質や助剤を使わずに、いうなれば江戸時代のままの方法での型染にチャレンジしてみようと思います。今までに、その方法や理屈は幾度となく学びましたが、実際にやってみるのは、意外にもこれが初めてです。うまく染まるのか、楽しみにしていてください。

    江戸時代のままの型染(1)


    I try traditional stencil dyeing without any chemicals. It’s a technique 200 years ago. I’ve learned how to do it and the theory many times, but this is the first time I’ve tried it. I will report the result at a later date.


    我嘗試不使用任何化學品的傳統印花染色(型染)。這是 200 年前日本的一項技術。我已經多次學習如何去做和理論,但這是我第一次嘗試。稍後我會報告結果。

  • サステナブル(持続可能)な物づくり

    サステナブル(持続可能)な物づくり

    もう使われなくなって、ボロボロになっていた古民家の竈(かまど)と流し台。DIYでコツコツと修理して、ようやく使えるようになりました。そして、ついに! 先日からここで本格的な草木染を始めました。燃料は里山や竹林を管理するうえで出た間引いた枝や竹。将来は井戸水も使えるようにしようと思っています。ひとつ屋が目指してきたサステナブル(持続可能)な物づくりが、ここに実現しようとしています。


    2021年3月19日のブログ『へっついさん』もご覧ください。



    Our workshop had a traditional Japanese stove(Kamado) and tile sink that was no longer in use and was broken. We repaired them with DIY and made them usable. From the other day, we started full-scale plant dyeing here. The fuel for the stove(Kamado) is branches and bamboo obtained from nearby mountains and bamboo grove. And we are planning to make well water available in the future. Finally, the sustainable production style we have been aiming for is about to be realized.


    我們的車間有一個傳統的日本爐灶(竈)和瓷磚水槽,不再使用並且已經壞了。我們用 DIY 修理它們並使其可用。從前幾天開始,我們在這裡開始了全面的植物染色。爐灶的燃料是從附近的山脈和竹林中獲得的樹枝和竹子。我們計劃在未來提供井水。最後,我們一直追求的可持續生產方式即將實現。

  • どんぐり染め

    どんぐり染め

    どんぐりの帽子で絹の布を染めました。 右から、アルミニウム、鉄、銅、チタンで媒染しました。 いずれも草木染らしい素晴らしい色です。 これでベストでも縫おうと思っています。

    どんぐり染め

  • 伝統柄のデジタル化

    伝統柄のデジタル化

    ひとつ屋の工房には、私が学生のころからコツコツと集めてきた染色用の古い型紙があります。どれも古道具屋の片隅で見つけたものばかりですが、大きなものや小さなもの、合わせ型も含めると、100枚以上はあるでしょうか――。

    その多くが戦前から昭和30年代のものだと思います。というのも、昔は職人さんが不要になった和紙を柿渋で張り合わせて渋紙も自ら作ったらしく、ところどころに大福帳だったらしき文字があり、時代が推測できます。

    その多くが私には読めないのですが、判読可能な部分によると、そのあたりの時代のような気がします(憶測)。しかし、どれもすでにボロボロで実際に型染の型紙として使うのは難しそうです。

    なので、あくまで私のコレクションにすぎず、デザインのアイデアに困れば、引っぱり出してきては眺めるという程度でした。といっても、どれも柄が精緻すぎて再現することすら難しく、「昔の人はどうやってこれを彫った(切った)のだろう?」と、やはり眺めているばかりです。

    それらの多くが浴衣や手ぬぐいの染型だと思われ、伝統的な柄はもちろんのこと、意外なほどモダンなものもあります。

    先日も久しぶりに眺めながら「これらのデザインでTシャツなどを作ればオシャレだろうなぁ~」と考えてみるものの、あまりに古いので実用はできず、かといって、新たに作り直すにも柄が細かすぎてできそうにもありません。

    などと考えていて、ふと「レーザー加工機を使えば、この精緻な柄も再現できるのではないだろうか?」と頭をよぎりました。

    ちなみに、以前に紹介した「蛸唐草」の型紙もレーザー加工機で彫ったものです。

    古道具屋の片隅で朽ち果てるのを待つばかりだった型紙が、デジタルの技術を得て現在によみがえろうとしています。もちろん! 当初の思いのとおり、それらの柄で衣服やカバンなどの身近なアイテムを作るのが最大の目的です。まずは、この古い型紙をCADやイラストレーターでデジタル化することから始めます。お~ッ! まさに!ひとつ屋らしいアイテムづくりだ! 楽しくなってきましたよ!