カテゴリー: 制作風景

このカテゴリーでは、ひとつ屋で手作りしているアイテムの製作風景を紹介しています。実際の現場での手順や試行錯誤、完成に至るまでの過程を、そのまま記録しています。中には、思うようにいかず商品にならなかったものもありますが(笑)、そうした失敗も含めて、物づくりのリアルな一面として残しています。

  • インド藍で泥藍を作る

    インド藍で泥藍を作る

    数年前のブログ『インド藍を栽培する』で、ペン先のほどの小さなタネをプランターに播いたことを書きました。

    インド藍で泥藍を作る

    しばらくすると、双葉が出てスクスクと生長するはずだったのですが、ネットで調べても育て方が分からず、枯らしてしまいそうになったこともあります。

    インド藍で泥藍を作る

    インド藍で泥藍を作る

    それでも、なんとか回復して夏には花を咲かせ、たくさんのタネを付けてくれました。

    インド藍で泥藍を作る

    しかし、本来は熱帯の植物――。冬になれば、室内に移しても葉が落ちて次々に枯れてしまいました。もうダメかと思っていましたが、今年の春になって気温が上がってくると、三つの株から新たな芽が吹き出し、どうやら冬越ししたようです。夏には随分と大きくなり、少し涼しくなった先日、切り戻しを兼ねて“初の収穫”をし、沈殿藍(泥藍)を作り始めました。

    インド藍で泥藍を作る

    インド藍で泥藍を作る

    インド藍で沈澱藍(泥藍)を作るのは初めてです。例年、蓼藍(タデアイ)で作っているのと同じ要領でいいのか!? ちょっと不安もありますが、このまま作業を続けます。またの機会に結果を報告します。

  • 山桃染め

    山桃染め

    先日、このブログで「ヤマモモの樹皮」を紹介しました。そこで紹介したとおり、古くからヤマモモの樹皮は良質な染料として用いられてきました。これで染めた「媚茶(こびちゃ)」という色が、江戸時代の天保年間に流行したらしく、その名前の由来は「異性に媚(こ)びるような艶っぽい色」という意味だそうです。なんか、すごいネーミングですよね。その色は、やや黒ずんだ黄褐色 だそうです。

    「媚茶」が出せるかは分かりませんが、このヤマモモの樹皮でシルクのストールを染めています(※下の写真)。この作業を終えると次は媒染です。さて、どんな色に仕上がりますやら!? お楽しみに!

    山桃染め

  • ヤマモモの樹皮

    ヤマモモの樹皮

    これは「ヤマモモの樹皮」です。とてもよい染料になります。これで絹のストールを染める予定です。きれいに染まれば、報告します。楽しみにしていてください。

    ヤマモモの樹皮

  • 草木染めでウールを染める

    草木染めでウールを染める

    天然染料(草木染)で染め物をしていると、どうしても “あじのある布” を染めたくなります。例えば、機械で織られた美しい生地よりも、素朴な手織りの布のほうが、天然染料にはよく似合います。

    しかし、手織りの布は非常に高価です。なので、自分で織ろう!と勉強しているのですが、分からないことばかりなうえに、頑張って織り上げても実用品のレベルにはなりませんでした。布を染める “染色” の勉強は随分と昔からやっていますが、最近になって始めた “染織”を独学でやっていくには限界を感じています。

    そんなおり、尊敬できる先生と出会うことができ、染織を基礎から教えていただける機会を得ました。とても丁寧に教えていただきながら、これまでに2種3本のマフラーを織りました(本当に!ありがとうございます!)。

    ポロワスを織る

    そして次は、マフラーよりも随分と幅の広いブランケット(ひざ掛け)の製作にチャレンジします(先生!よろしくお願いします!)。そこで、ウールの原毛を草木染めして糸にしました。下の写真は、左から枇杷(びわ)、赤麻(あかそ)、蓬(よもぎ)で染めたものです。これでチェック柄を織ろうと思っていたのですが、これではブランケットを織るには足らないようなので、新たにベースとなる糸を作る予定です。

    草木染めでウールを染める

    頑張ります! 楽しみにしていてください。

  • 墨染めの色見本

    墨染めの色見本

    墨染め――。染料(松煙)の濃度や染める回数を変えて、グレーから黒まので色見本を作ってみました。なんともいえない光沢がある墨染め。この雰囲気が大好きです。