カテゴリー: 制作風景

このカテゴリーでは、ひとつ屋で手作りしているアイテムの製作風景を紹介しています。実際の現場での手順や試行錯誤、完成に至るまでの過程を、そのまま記録しています。中には、思うようにいかず商品にならなかったものもありますが(笑)、そうした失敗も含めて、物づくりのリアルな一面として残しています。

  • 藍染めの糸と布

    藍染めの糸と布

     【草木染工房 ひとつ屋】が、オープンしてから1カ月がたちました。営業時間が限られているうえに、なんの広告もしていないので “盛況” というわけではありませんが、それでも 「染織がやってみたかったんです!!」 と、数人の方からワークショップのお申し込みがありました。

    そこで、藍染めを説明するときのために、こんな手紡ぎ糸と素朴な綿布を染め方や色のサンプルとして用意しました。

    藍染めの糸と布

    藍染めの糸と布

    次に、この糸を使って手織りストールと、布を剥ぎあわせて開襟シャツ(アロハ)とに、織りと縫製のサンプル品を作るつもりです。さて、どんなものができるか!? 楽しみにしていてください!!

  • 平成28年度「沈殿藍」づくり part1

    平成28年度「沈殿藍」づくり part1

    春の彼岸に蒔いた藍の種(藍の種をまく )が順調にせいちょう生長して、梅雨の晴れ間となった先日、一番藍(いちばんあい)を収穫することができました。藍は年に2~3度収穫できるので最初のものを「一番藍」と呼んでいます。ちなみに、一番藍が最も濃い藍色成分を含んでいるそうです。


    ▼ 今年は畑を変えたせいか、いつもの年より葉が大きいんです。
    平成28年度「沈殿藍」づくり part1

    平成28年度「沈殿藍」づくり part1


     沈澱藍(泥藍)


    いつもの年なら茎も一緒に樽に浸けて「沈殿藍」を作るのですが、今年は作り方を変えて “ ワンランク上の自家製沈澱藍 ” を作ろうと思っています。まずは、きれいな葉を一枚一枚摘み取って樽に浸け込むことにしました。※いつもの年の作り方は『 沈澱藍(泥藍)の作り方 』をご覧ください。


    ▼ 藍の葉を摘み取り、さっと水洗いしてから樽に浸けます。
    平成28年度「沈殿藍」づくり part1

    平成28年度「沈殿藍」づくり part1

    これを3~4日、発酵させて藍色の藍色成分を水に溶かします。その後、消石灰をいれ、その成分を沈澱させるのですが、その工程は次回以降に報告します。今年は、じっくり丁寧に作っているつもりなのですが、さてどんな藍になるやら!? お楽しみに!!

  • 羊から毛糸を作る――桜で染める

    羊から毛糸を作る――桜で染める

    以前のブログ(『 羊から毛糸を作る――1頭 丸洗い!? 』)で、刈ったばかりの羊の毛を洗う工程を書きました。いつもなら、これをブラシですいてから糸車で糸にするのですが、今回は原毛のまま染めてみることにします。


    ▼ いつもは白いまま糸にしています。
    羊から毛糸を作る――桜で染める。

    今回は、原毛をブラシですいたままの状態で染めてみようと思います。こうすることによって糸を染めることではできない表現ができます。といっても、僕もまだまだ初心者で、ただ今!! 絶賛研究中!! といった状態です。では早速!! 春先に採取した “ 桜の小枝で作った染料 ” で染めてみましょう!


    ▼ 桜の小枝で染料を作ると、こんな色になります。これで原毛を染めます。

    羊から毛糸を作る――桜で染める。

    これを媒染し、染めていない白いままの原毛と合わせてブラシですきました。すると、グラデーションがきれいな状態になります。これを糸車で紡いで糸にします。

    羊から毛糸を作る――桜で染める。

    さぁ! どんな糸になりますやら!? お楽しみ!

  • 羊から毛糸を作る――1頭 丸洗い!?

    羊から毛糸を作る――1頭 丸洗い!?

    先日、息子が 六甲山牧場 へ行くというので、頼み込んで “羊の原毛” を買ってきてもらいました。羊の原毛!?って感じでしょ!? モコモコの羊がバリカンで毛を刈られ、すっかり変わり果てた姿になった――というようなシーンをテレビで見たことがありませんか!? あの刈ったままの状態の羊の毛が  原毛 。刈ったままの状態なので「汚毛」 ともいいます。ときには こんなもの💩もついてます。でも、僕は全く気になりません。


    ▼ 刈ったばかりの羊の原毛です。
    羊から毛糸を作る――羊1頭 丸洗い!?

    以前から大量生産された毛糸は “ きれいすぎて、織っていても面白味がない!! ” なんて偉そうなことを感じていました。なので、糸を紡ぐための糸車( 『 古い糸車で紡ぐ』 )を購入して糸紡ぎを練習しています。家族からは「羊の毛から始めるの!? これじゃ、いつか羊を飼うところから始めそう!」 っていわれています😅

    なんともでもおっしゃいッ!! さぁ、原毛を洗うゾ!!

    とはいえ、刈ったばかりの羊の毛から糸を作るのは初めて。図書館やインターネットで、いろんなものを読み比べてみると、微妙に書いてあることが異なります。そこで、何冊かの本の内容をミックスして洗ってみることにしました。


    ▼ まずは、大きな容器に湯をはり原毛を浸けて泥汚れを落とします。次に、モノゲン(洗剤)を入れて洗います。
    羊から毛糸を作る――羊1頭 丸洗い!?

    羊から毛糸を作る――羊1頭 丸洗い!?

    ▼ その後、何度かすすいで乾燥させると、最初、こんな状態だった原毛がとてもきれになります。
    羊から毛糸を作る――羊1頭 丸洗い!?

    羊から毛糸を作る――羊1頭 丸洗い!?

    これをハンドカーディング して糸車で紡いで糸にします。そのことについて次回以降に紹介します。ともかくも、初めての原毛洗いで、羊一頭分は、本当に疲れました。結構な力仕事なんです。でも、たくさん洗ったことで、なんとなくですが、自分が作りたい染織品に応じた原毛の洗い方みたいなコツをつかむことができました。ちょうど初夏の今ごろから今年の毛刈りが始まります。もちろん!! 六甲山へ行く予定です!

  • 葡萄唐草の面格子

    葡萄唐草の面格子

    以前のブログ『やってみたいことがある』のなかで「染色用の型紙のデザインを新たな物づくりに生かしたい!」というようなことを書きました。そこで、今回は、レーザー加工機を利用したアンアンワークスで、こんなものを作ろうと思っています。

    その後『おしゃれな面格子』と題して、こんな面格子を作ろうとしていることをブログに書きました。


    ▼ これは鉄製の窓用の面格子(めんごうし)。つまりフェンスです。
    おしゃれな面格子


    ▼ あれから数日、鉄が切れあがってきました。
    葡萄唐草の面格子

    すごい!!

    葡萄唐草の面格子

    葡萄唐草の面格子

    葡萄唐草の面格子

    さぁ、これから〝黒染め加工〟をします。近いうちに完成をご報告します。