カテゴリー: 製品への思い

このカテゴリーでは、ひとつ屋の製品づくりに込めている考え方や背景を紹介しています。自然の循環や人の手の届く範囲を大切にしながら、持続可能な物づくり(サステナブル)をどのように現場で実践しているのか。その判断や工程、ものづくりへの姿勢をまとめています。

  • 力織機

    力織機

    今年の夏にネパールで “力織機” と “ドラム型整経機” を発注してきました。これは製作中の風景です。今から楽しみで仕方ありません!


    ▼ 力織機

    ▼ ドラム型整経機


    ※「力織機」とは水力や蒸気機関、電気などの動力源を用いて布を織るための “器械” のことです。18世紀後半にイギリスで発明され、手織り機よりも効率的に布を生産できるようになり、産業革命の一端を担うものとなりました。

  • ひとつ屋シルク

    ひとつ屋シルク

    荒地を開墾し、桑を植え、養蚕農家へ修行に行き、それでも何度も何度も失敗してきた「ひとつ屋シルク」。これまでも収繭(繭を収穫すること)はできているのですが、繭が小さかったり、バラツキがあったり—と、まだまだ納得いくものではありませんでした。

    「ひとつ屋でオリジナルの絹製品を作りたい!」などという大胆な夢を抱いてから苦節10年! ようやく質も量(繭の重さ)も納得できる繭を収穫することができました!
    来年は育てる蚕の量を今の5倍~10倍にする予定です。ぜひ!楽しみにしていてください!

    ひとつ屋シルク

  • 緑綿(りょくめん)製品の開発

    緑綿(りょくめん)製品の開発

    「緑綿」とは文字どおり “緑色をした綿” で、アメリカの綿農家で細々と受け継がれてきた希少種です。収穫直後のワタは濃い緑色をしてるのですが、時間とともに黄緑色や灰色に変化します。繊維は非常に柔らかく 、肌触りは他の品種に比べて “ずば抜けた風合い” をもっています。

    昨年からは【ひとつ屋の染織農園】でも試験的な栽培を行い、その卓越したワタの質感に魅了されました。そこで、本格的な栽培し、ひとつ屋らしい製品化に取り組もうと考えています。


    ▼ 今年はタネを増やすための栽培をしている畑

    ▼ 緑綿の花

    ▼ 緑綿の実

    ▼ 緑綿の綿

    ▼ 緑色をしている緑綿のタネ


    ある程度の収穫量になれば、ワタやタネの販売をはじめ、ガラ紡で紡いだ糸、草木染した糸、さらには、それらを力織機で織った布の製品化を目指しています。

    この数年、コツコツと積み上げてきたことが、ここでやっと一つに繋がっていくわけです。ぜひ! ひとつ屋の今後を楽しみにしていてください!!


    過去のブログ『ひとつ屋に「ガラ紡」がやってきました!』『力織機を求めて』もご覧ください。

  • ネパール大旅行記(5)『力織機を求めて』

    ネパール大旅行記(5)『力織機を求めて』

    実は、今回のネパール旅行の最も大きな目的は「力織機(りきしょっき)」を視察することでした。

    ※「力織機」とは水力や蒸気機関、電気などの動力源を用いて布を織るための “器械” のことです。18世紀後半にイギリスで発明され、手織り機よりも効率的に布を生産できるようになり、産業革命の一端を担うものとなりました。


    以前に投稿したブロブ『“明治の産業革命”のように』にも書きましたが、ひとつ屋では草木染の品を工芸品や趣味の域ではなく、実用品にしたいという強い思いがあります。

    そこで興味をもったのが “道具から機械への発展途上にある機構” です。人の手が生み出す温もりを保ちながらも、ある程度は量産できるもの、それは “半分は人の手で、半分は機械が行う” というシステムで、これを「器械」というそうです。

    特に、今から百数十年前、明治から大正時代にかけて発明・開発された “器械” に、とても興味があります。

    ところが、あまりにも時間が経ち過ぎたため、当時の器械は博物館や資料館に展示されているものはあっても、実働しているものはありません。あったとしても、個人がそれを手に入れることは不可能です。

    入手することを諦めかけたその時、何気にYouTubeを見ていたら、インドでは似た織機が今も実働品として作られているようです。さらに、いろいろと検索してみると、どうもネパールでも作られているようでした。


    ▼ 写真は力織機ではなく「飛び杼(バッタン機)」です。
    ネパール大旅行記(5)『力織機を求めて』

    そう! ネパールといえば、ビジャ君(ひとつ屋のスタッフ)の母国! その後、彼がさまざまな情報を集めて下準備をしてくれたおかげで、ネパールで作られている力織機を視察し、購入するということが一気に現実味を帯びてきました。不思議なことに願えば叶うもので、その後も数々の人との縁がつながって、ついにネパールでの織物工房、さらには織り機の制作工場へと辿り着くことができました。


    そして、なんと! ここで私たちは「木製力織機」と「ドラム整経機」を発注することができました!


    すでに代金の支払いも済ませています。今から製作に取り掛かるそうです。
    さぁ~て、私たちのもとへネパールの器械は届くのでしょうか!? 届いたとして、それを使いこなすことができるのでしょうか?

    ほんとッ! ぜひ! 楽しみにしていてください!!!!!!

  • ネパール大旅行記(4)『古都バクタプル①』

    ネパール大旅行記(4)『古都バクタプル①』

    前回の投稿で「ネパールのバクタプルという町の機織り工房で勉強させていただくことになりました!」という報告をしました。今回は、私が学んだ工房のあるバクタプルの町を紹介します。

    バクタプルはカトマンズ近郊の町で、ネパールで最も古い都市の一つです。この町は古くから中国やインド、チベットへの要衝として栄えてきました。特に、チベット商人はヒンドゥー教の秋の祭りに合わせ、供物となる羊を連れてやって来ては、その帰路に穀物や砂糖、仏典などを持ち帰ったそうです。

    こうした交易がバクタプルに繁栄をもたらし、豊かな文化を育みました。今に残る壮麗な寺院や王宮の建築群、またレンガ造りの町並みは、まるで過去にタイムスリップしたかのような気分にさせてくれます。1979年には「カトマンズの谷」がユネスコの世界遺産に登録された際に、バクタプルもその一部として町全体が同時に登録されていました。

    今回は、そんなバクタプルを写真で紹介します。


    町並み


    [envira-gallery id=”32735″]


    王宮


    [envira-gallery id=”32784″]