以前に 『雲丸(くものまる)』 と題して、江戸時代の狩衣(かりぎぬ/公家が常用した略服)に用いられた有職紋様の型紙を彫ったことを書きました。
▼ 有職紋様の 「雲丸」
▼ これを、以前に紹介した 『瑞雲柄のスカーフ』 にあしらいます。
タイトルどおり “雲 on 雲”です。 上に重ねた有職紋様の 「雲丸」に は、銀泥を用いました。つまり、白い雲の上に銀色の雲があしらわれるというわけです。写真ではうまく撮ることができないのですが、結構いい感じになりました。これを定着させる作業のあと、使いやすいサイズに裁断してフリンジをつけて完成です。