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古時計

過去のブロブを読み返してみると、この古時計が ひとつ屋にやってきたのは2016年の2月のことでした。

当時、ひとつ屋のオープンを自分なりに記念しようと、いろいろと探し回って見つけた時計でした。ゼンマイ仕掛けで、チクタク・チクタクと振り子を揺らしながら時を刻みます。毎時にボンボンと鐘を鳴らし、時を知らせてもくれます。そして、なんといっても、スレンダーで下部がすぼまったフォルムが気に入って購入したました。

その時に書いたブログ『ボンボン時計』には「(ひとつ屋のオープンにあたり)これから始まる時間の記念になればと思い、最初に用意したのが こんな時計です」と、その思いを投稿しています。

それからわずか数年のことですが、いろんなことがありました。笑ったこと、泣いたこと—。何より辛かったのがコロナのせいで、ひとつ屋を閉鎖しなければならないことでした。何度も何度も押し寄せる流行の波のなか、いつ再開すればよいのかも判断できないままに2年以上の時間が過ぎました。乱高下する私の思いとは裏腹に、この古時計は、いつも坦々と時を刻み続けていました。

ところが、この1カ月ほど、調子が悪いんです――。少し前からゼンマイを巻いてもすぐに止まったり、そのゼンマイが巻きづらかったりと、不具合が続いていたのですが、先日からは、ついに動かなくなりました――。

とても悲しいです! 動かなくなったからといって、もちろん買い替える気になれません。「このままインテリアとして飾っておけば—」という意見もありますが、そもそも“ひとつ屋の時を刻んでほしい”という思いがあったので、私にとって動かない時計は、その存在意味が変わってしまいます。

そこで、意を決して分解して修理しようと思います。ただし、私には時計に関する知識が全くありません。う~ん、怖いッ! 修理できる気がしない(涙)。とにかく、じっくり観察し、まずはどこが悪いのか考えることにします。

 

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