タグ: 天然染料研究所

  • 天然染料のみでの表現

    天然染料のみでの表現

    先日にも紹介した“植物から得たタンニンで布を下染めし、媒染剤で反応させて異なった色を表現する染色技法”を研究しています。アフリカのボゴラン布や北インドのブロック・プリントなどが、そうした原理で染められていますが、ひとつ屋では日本の伝統的な糊を使った型染で、その表現にチャレンジしようと思っています。
    ただ、おおよその原理はイメージできるのですが、くっきりとした柄を出しながら色を分け、さらに堅牢度を保つには、どうやら作業の順序が非常に大切なようです。順序を間違えると思ったような色が出ないことに気づきました。それが、今回の試し染めです。これはこれで気に入ってはいますが、もう少し研究の必要があるようです。
    また、今回はワンポイントに藍染めを加えているのですが、これを染める方法から、化学染料が登場する前に日本で染められていた着物の染色技法にも私の興味は広がりつつあります。。まだまだ天然染料の研究を続けます! 楽しみにしていてください。

    ▼ 糊を置き、柿渋で染め始めた状態。
    天然染料のみでの表現

    天然染料のみでの表現

    I’m researching a dyeing technique that I introduced the other day, in which tannins obtained from plants are used to undercoat the fabric and react with a mordant to express different colors. Bogolan cloth from Africa and block prints from North India are dyed using this principle, and I would like to challenge this expression with stencil dyeing using traditional Japanese glue.
    However, I can imagine the general principle, but it seems that the order of the work is very important to separate the colors while producing a clear pattern and to maintain the fastness. I noticed that I didn’t get the colors the way I thought they would if I got the order wrong.That is the result of this trial dyeing that I uploaded. I like this one for now, but it looks like it needs a little more research.
    In addition, since I added indigo dyeing to the one point this time, my interest is expanding from the method of dyeing this to the dyeing technique of kimono that was dyed in Japan before the appearance of chemical dyes. I will continue to research natural dyes! Please look forward to.
    ※ I am sorry that my English is so bad.


    我正在研究前幾天介紹的一種染色技術,該技術使用從植物中獲得的單寧作為織物的底漆,並與媒染劑發生反應以呈現不同的顏色。 來自非洲的博戈蘭布和來自印度北部的版畫就是利用這一原理染色的,我想用傳統的日本膠水進行模版染色來挑戰這種表達方式。
    然而,我可以想像一般原理,但似乎工作順序對於在產生清晰圖案的同時分離顏色並保持牢度非常重要。 我注意到,如果訂單錯誤,我得到的顏色就不會像我想像的那樣。這是我上傳的試染結果。 我現在喜歡這個,但看起來需要更多的研究。
    另外,由於這次在其中加入了靛藍染色,所以我的興趣從這種染色方法擴展到了化學染料出現之前在日本染色的和服的染色技術。 我會繼續研究天然染料! 敬請期待。
    *對不起,我的台灣語不好。

  • 【草木染】  ワタ(綿殻)

    【草木染】 ワタ(綿殻)

    綿(わた)はアオイ科ワタ属の多年草の総称で、種子の周りにある繊維は強くて伸びにくく、吸湿性が高いため、古くから衣類などに加工されてきました。その歴史は古く、起源については諸説ありますが、その一つが約7000年前のインダス文明に始まり、その後世界中へと広まったとされるものです。

    日本へ伝えられたのは1200年以上も前のこと。ところが継続的に生産されることはなく、次第に廃れていきます。その後、外国からの輸入に頼ることになったので、木綿は“高級な繊維”として扱われる時代が続きました。

    これが本格的に生産されるようになるのは戦国時代後期のことです。江戸時代に入ると各地で栽培が急速に拡大し、次第に庶民の衣服に用いられるようになりました。明治時代に入ると“殖産興業”のスローガンのもと、綿布の生産が奨励されたこともあり、昭和の初期(1930年代)には、その輸出量が世界一となりました。太平洋戦争中には綿布の輸出を停止したので一時的に衰退しましたが、戦後には復活し、再び世界一になりました。

    しかし、その後はアジア産の安価な綿布に押され、生産量は急速に減少していきます。そして現在では“ハンドクラフト”の範疇で個人やグループ単位で細々と続けられているだけで、統計上の日本の自給率は今や0%だそうです。

    ひとつ屋の農園では失われた綿業を「持続可能な産業(SDGs)」の一つと捉えて木綿(和綿と洋綿)を栽培し、綿糸と綿布の生産を行っています。そこで今回は、繊維を採取したのちに廃棄されることの多い“綿の実の殻”を使った草木染の色見本を紹介します。

    ※ひとつ屋の活動については「私たちの取り組み」をご覧ください。


    ▼ この綿殻は、ひとつ屋の農園で無農薬・有機肥料で栽培されたものです。

    ▼ 左が「洋綿」、右が「和綿」です。随分と大きさがことなります。詳しくは「和綿と洋綿の比較」をご覧ください。


    【綿(Cotton)】


    ◆ 学名/Gossypium ◆ 分類/アオイ科ワタ属(多年草)
    ◆ 備考/ワタ属は約40種の多年草からなり、世界各地の熱帯または亜熱帯地域を原産とします。開花後にその下部の子房が発達し、朔果 (Cotton boll) が形成され、内部にある種子の表面に生じた綿毛を繊維として利用してきました。さらに、繊維を取り除いた種子から採れる油(綿実油)は、食用としても利用されてきました。
    ◆ 媒染/各媒染については、下記の色見本をご確認ください。


    【各媒染による色見本】

    ※写真下の説明「被染材(濃染=カチオン処理済)/媒染剤/コメント」


    綿/アルミ

    綿/アルミ

    綿/アルミ(豆乳)

    綿/アルミ(豆乳)

    絹/アルミ

    絹/アルミ

    絹/アルミ

    絹/アルミ

    羊毛/アルミ

    羊毛/アルミ

    綿/鉄

    綿/鉄

    綿/鉄(豆乳)

    綿/鉄(豆乳)

    絹/鉄

    絹/鉄

    絹/鉄

    絹/鉄

    羊毛/鉄

    羊毛/鉄

    綿/銅

    綿/銅

    綿/銅(豆乳)

    綿/銅(豆乳)

    絹/銅

    絹/銅

    絹/銅

    絹/銅

    羊毛/銅

    羊毛/銅

    綿/チタン

    綿/チタン

    綿/チタン(豆乳)

    綿/チタン(豆乳)

    絹/チタン

    絹/チタン

    絹/チタン

    絹/チタン

    羊毛/チタン

    羊毛/チタン

    綿/灰

    綿/灰

    綿/灰(豆乳)

    綿/灰(豆乳)

    絹/灰

    絹/灰

    絹/灰

    絹/灰

    羊毛/灰

    羊毛/灰

  • 【草木染】インドアカネでコットンのストールを染める方法

    【草木染】インドアカネでコットンのストールを染める方法

    草木染ではシルクやウールはよく染まるのですが、それらは「日常的には使わない」という声をよく耳にします。そこで今回は、ストールやTシャツなどの身近なコットン製品を、スーパーなどでも手に入るミョウバンを使った「中媒染(発色と色止め)」という技法での染め方を紹介します。とても基本的な草木染の技法で、西洋アカネはもちろんのこと、さまざまな植物で染めることができます。また、食品として扱われるミョウバンを使うので、キッチンなどでも作業が行える安全な方法です。ぜひ、参考にしてください。

    Silk and wool are dyed well with plants dye. However, I often hear the opinion that these fibers are not used on a daily basis. Therefore, this video introduces a method of dyeing familiar cotton products such as stoles and T-shirts using alum, which is also sold at supermarkets. This is a very basic vegetable dyeing technique, but it can be dyed with various plants as well as madder. Also, since it uses alum, which is treated as food, it is a safe way to work in the kitchen. Please refer to it.

  • 【草木染】桜の紅葉(落ち葉)染めの方法

    【草木染】桜の紅葉(落ち葉)染めの方法

    満開の花、新緑の緑、そして色鮮やかな紅葉――。四季折々に風情を変える桜は、日本人にとってとても身近な植物です。草木染めでは、春、花の咲く前の枝を煮出して染める方法が知られていますが、昔から「桜切るバカ、梅切らぬバカ」といわれるとおり、剪定をしない桜は染材が手に入りません。まして“花の咲く前の枝”を手に入れるのは、さらに難しいのではないでしょうか。 逆に、今回の『桜の紅葉(落葉)の染め方』の動画では、銅やチタンの本格的な媒染剤も用いていますが、アルミはミョウバンでも代用できますし、鉄は家庭でも作ることができるので、ぜひ!チャレンジしてみてください。

    Flowers in full bloom, fresh greenery, and autumn leaves――Sakura(cherry trees), which changes color with the seasons, has been loved by the Japanese people. Branches before cherry blossoms bloom are used for Kusakizome(plants dyeing). But it has long been called “the fools who cut cherry trees, the fools who don’t cut plum trees” in Japan, so we cannot get the branches of cherry blossoms. It’s even harder to get the branches before they bloom. However, we can easily get the fallen leaves in the gardens and parks. What’s more, we can dye great colors more easily and in less time than using branches. We explain in detail how to dye using cherry leaves in this video. Please try dyeing traditional Japanese colors obtained from nature!

  • イタドリ染め方(中媒染で濃く染める方法)

    イタドリ染め方(中媒染で濃く染める方法)

    日本では山野や道端、土手などのいたるところで見ることができるイタドリ。春先の若い芽は山菜になり、夏から秋にかけては小さな白い花を咲かせます。

    今回は、そんなイタドリを使って、赤みを帯びた優しい色を引き出す「熟成&中媒染」の方法をYouTubeにUpしました。ぜひ!ご覧ください。

    ▼ 未処理の綿に染まりにくいものの、豆乳で処理したコットンやシルク、ウールには非常によく染まりました。

    イタドリ染め方(中媒染で濃く染める方法)

    日本各地で見られる身近な植物なので、ぜひ!イタドリでの草木染にチャレンジしてみてください。