今朝、畑を見回ると洋綿も爆(は)ぜていました。さすが洋綿! コットンボールが大きいんです。和綿の2~3倍はあります。今回は「和綿と洋綿の比較」について紹介します。
双葉
▼ 畑へ定植時の和綿の双葉。
▼ 畑へ定植時の洋綿の双葉。
花
▼ まず花です。これは「和綿」。ひとつ屋では「三河木綿」を栽培しています。黄色くて花の中心が濃いのが特徴です。
▼ こちらが「洋綿」の花です。品種は不明ですが、繊維は長く柔らかな良質な繊維がとれます。洋綿は和綿と違って花の色が変化します。咲き始めは白色をしていますが、終わりごろにはピンクに変化します。
実
▼ 実です(右が和綿で左が洋綿)。
▼ 萼(がく)を取り除いて比較。
繊維
▼ 和綿の実。下を向くのが特徴です。
▼ 洋綿の実。和綿と違って、上を向いて爆(は)ぜます。
▼ そのひと房(繊維)です。右が和綿で左が洋綿です。この差が近代以降に洋綿が栄え、和綿が衰退していった要因の一つです。
▼ カサ(ガラ)も、くらべものにならないほど洋綿のほうが大きいです(右が和綿で左が洋綿)。
ちなみに、2021年は土寄せをしたり、施肥や摘心の方法を変えたり、これまでと少し栽培方法を変えてみました。ネットの情報では「肥料は少なめで、摘心60㎝くらいで」とあるのですが、生長とともに土寄せをし、その度の少量の肥料(油粕や草木灰などの有機肥料)を施し、早めに摘心をして脇枝を増やし、さらに摘心しました。すると、いつもの年より、しっかりした枝葉となり、実も多いように思います。綿は土地や環境に順応しやすい植物だとか。たいしたことのない変化ですが、小さな工夫を積み重ね“ひとつ屋コットン”を目指します!
日本綿と西洋綿の違いがよくわかりました。
種を友達にも配布して
絶滅危惧種日本綿を今年も庭に植えて見ます。たくさんできたら座布団を作る予定です。