タグ: 天然染料

  • 桜染め①(染料を作る)

    桜染め①(染料を作る)

    暖冬だったせいで、今年(2020)は桜の開花が例年より早いようです。今年も桜の枝が手に入ったので「桜染め」をします。と書くと、もうすっかり「桜染め」に手馴れているようですが、正直のところ、うまくいったためしがありません。そこで、今年は何度目かのリベンジです。

    ちなみに、染料に用いる桜は “咲く直前の枝” がよいといわれています。開花させるエネルギーや桜色の成分が枝に集まっているからだといいますが、定かではありません。ただ、“桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿”という諺があるくらいで、桜を枝を切ることがめったになく、ましてや!これから咲こうとする枝を切ってしまうのは忍びないものです。

    そんな貴重な桜が手に入ったので、草木染め基本に立ち返り、思いつく限りの染め方、さまざまな方法で染めてみようと思います。今回は作品づくりというより、染め方(実験)の記録です。


    染め方


    ① 桜の枝1.8㎏(2020年3月15日採取)を3~5㎝に切ります。蕾が芽吹き、染料としてはベストの状態です。

    桜染め①(染料を作る)

    ② まずは枝についている汚れをよく水洗いします。

    桜染め①(染料を作る)

    ③ 桜の枝1.8㎏に対し、6ℓの水で煮出していきます。重曹などを入れて煮出す「アルカリ抽出」もありますが、今回は水のみで煮出します。「アルカリ抽出」は機会があればチャレンジしようと思っています。

    桜染め①(染料を作る)

    ④ 火にかけ、2時間ほどが経過した状態です。

    桜染め①(染料を作る)

    ⑤ 火を止め、ひと晩 放冷した状態です。

    桜染め①(染料を作る)

    いい感じです! 以前に何かの本に『「④ 煮出し」と「⑤ 放冷」を何度も繰り返して良い色が得られる』とあったので、今回は、この方法を試してみようと思います。

    さまざまな繊維を染めてみた結果は『【草木染】サクラ 』をご覧ください。

  • 絞り染めTシャツの作り方(縫い絞り編)

    絞り染めTシャツの作り方(縫い絞り編)

    随分と以前に絞り染めで ↓ こんなTシャツを作りました。

    とても気に入った作品でしたが、ひとつ一つの作業に随分と時間のかかるものなので、なかなか手が出せませんでした。ところが、我ながら“なんの心境の変化か!?” 無性に作りたくなって、その作業を始めました。今回は、その作り方を紹介します。


    絞り染めTシャツの作り方 ①


    ① まずはTシャツ用の生地(ニット地)に下絵を描き、ひたすら縫います。

    絞り染めTシャツの作り方(縫い絞り編)

    ↓ 縫い目はこんな感じです。

    絞り染めTシャツの作り方(縫い絞り編)

    ② そして、これをひたすら絞ります。このとき、縫って絞った糸で縫い目を巻く「寝巻き」をしておくと柄がはっきりと出ます。これを「縫い絞り」や「寝巻き絞り」などといいます。

    絞り染めTシャツの作り方(縫い絞り編)

    絞り染めTシャツの作り方(縫い絞り編)

    ③ 上の写真でようやく半分。ここまで3日くらいかかっています。さらに頑張って絞っています。もう指が痛いです。そして4日目、ついに絞り終えました。

    絞り染めTシャツの作り方(縫い絞り編)

    ↓ きれいに絞れていると、絞り終えた状態もきれいです。裏から見ても。よい感じです。

    絞り染めTシャツの作り方(縫い絞り編)

    と、今回は地味な作業ばかりです。次回は、これを藍染め(乾燥藍葉染め)します。楽しみにしていてください!

    → 絞り染めTシャツの作り方 ② へと続く。

     

  • また新しい季節がやってくる

    また新しい季節がやってくる

    大寒のころに収穫した西洋アカネ。

    自家栽培の西洋アカネ(Madder)の収穫。

    自家栽培の西洋アカネ(Madder)の収穫。

    ウールを染めて糸になった。

    自家栽培の西洋アカネで染める。

    自家栽培の西洋アカネで染める。

    そして春、また芽吹き始めた。

    いつも春になると思う。「あぁ、また新しい季節がやってくる」と――。嬉しいことがあっても、悲しいことがあっても、決して時は止まることなく過ぎていく。花が咲き、鳥がさえずり、木々に緑が戻る季節だからこそ、もの悲しく感じるのは、やはり歳を得たからだろうか。まるで秋のように――。

    今年も、いつもを同じ春であることを祈りたい。ただただ、そう思う。

  • 自家栽培の西洋アカネで染める。

    自家栽培の西洋アカネで染める。

    先日のブログ『自家栽培の西洋アカネ(Madder)を収穫。』の末文で「自家栽培の西洋アカネで染めるのが楽しみです!」と書きました。

    そこで早速!自分で育てた西洋アカネでウール(原毛)を染めて糸にしました。

    ↓ 収穫したばかりの西洋アカネ
    自家栽培の西洋アカネ(Madder)の収穫。

    ↓ これを乾燥させ、刻んで煮出した染料に先媒染したウール(原毛)を浸し、時間をかけて加熱します。
    自家栽培の西洋アカネで染める。

    ↓ はじめを薄かった色が次第に濃くなり、最終的にはこんなに美しく染まりました。
    自家栽培の西洋アカネで染める。

    ↓ これを濯いでから脱水して乾燥させます。
    自家栽培の西洋アカネで染める。

    自家栽培の西洋アカネで染める。

    ↓ 乾いた原毛をほぐしし、カーディングします。この作業に最も時間と気力を要します。
    自家栽培の西洋アカネで染める。

    自家栽培の西洋アカネで染める。

    ↓ これを裂いて紡毛機(糸車)で糸にします。
    自家栽培の西洋アカネで染める。

    自家栽培の西洋アカネで染める。

    やっと糸になりました。さぁ、これで何を織って何を作りましょうか。楽しみにしていてください!

     

  • 20年3月2日(月)

    20年3月2日(月)

    ◆ 先日、収穫して残った「西洋アカネの根」と植え戻しておいた。もう、芽生えている。

    20年3月2日(晴)