日本では山野や道端、土手などのいたるところで見ることができるイタドリ。春先の若い芽は山菜になり、夏から秋にかけては小さな白い花を咲かせます。
今回は、そんなイタドリを使って、赤みを帯びた優しい色を引き出す「熟成&中媒染」の方法をYouTubeにUpしました。ぜひ!ご覧ください。
▼ 未処理の綿に染まりにくいものの、豆乳で処理したコットンやシルク、ウールには非常によく染まりました。

日本各地で見られる身近な植物なので、ぜひ!イタドリでの草木染にチャレンジしてみてください。

日本では山野や道端、土手などのいたるところで見ることができるイタドリ。春先の若い芽は山菜になり、夏から秋にかけては小さな白い花を咲かせます。
今回は、そんなイタドリを使って、赤みを帯びた優しい色を引き出す「熟成&中媒染」の方法をYouTubeにUpしました。ぜひ!ご覧ください。
▼ 未処理の綿に染まりにくいものの、豆乳で処理したコットンやシルク、ウールには非常によく染まりました。

日本各地で見られる身近な植物なので、ぜひ!イタドリでの草木染にチャレンジしてみてください。

夏にしか染めることのできない「藍の生葉染め」。その色には言葉では表現しがたい藍色の美しさがあります。今回は、そんな「藍の生葉染め」の方法を紹介します。一切の薬品も使わず、どの家庭にもある材料や道具でできることにこだわりましたので、お子様と一緒にキッチンで染めることができます。「蓼藍」でも同様に染めることができるので、ぜひ!やってみてください。
琉球藍は、その名のとおり、九州沖縄地方から台湾、インドシナ半島にかけて分布するキツネノマゴ科 イセハナビ属の低木で、古くから藍色の染料植物として用いられてきました。
ひとつ屋染料農園では数年前から栽培しています。今回は、そんな琉球藍の生葉染めを紹介します。

▼まずは必要な道具と材料です。といっても、大き目のボール、粗塩(あらじお)、そして水だけです。

▼そして肝心の藍の葉です。収穫は根元から約15センチのところで切り、乾かないようにして作業場へ持ち帰り、すぐにゴミや泥を水で洗い、茎から葉を外します。藍色の成分は 乾くと水溶性を失い、染まらなくなります。逆に水に溶けやすいので 作業は手早くしましょう。

▼洗いおえた藍の葉は、新聞などの上に広げて水気をきります。これは、藍の葉のできるだけ正確な重さを量るためです。

▼いよいよ藍の塩もみに取り掛かりたいところですが、その前に染めるものを水に浸しておきます。今回は手織り用の絹糸です。

▼では、生葉の塩もみを始めましょう。藍葉の重さの10%の塩と水を用意し、ボウルに移した藍葉に振りかけて手でもみます。
素手でも構いませんが、爪が染まってしまうのでゴム手袋をしたほうがよいでしょう。

▼染料が均等にいきわたるようイメージしながら5~10分ほど、お好みに色でなるまで染めます。染め終われば、水で軽くすすぎます。このとき、蛇口からの水に直接あてないでください。

▼すすぎを終えたらさばいて、日光が当たる風通しのよい場所に干します。空気に触れることで発色します。

▼これが乾けば完成です!今回は“ちょっと不思議なアッシュな藍色”に染まりました。もっと濃く染めてみたければ、藍葉を増やしたり、染めと発色の作業を何度か繰り返したりしてください。

▼糸枠にあげれば、光沢のある美しい風情を見せてくれました。これを使ってストールを織ろうと思っています。お楽しみに!

今回、紹介したのは琉球藍による生葉染めですが、蓼藍やインド藍でも、同様の方法で染めることができます。道具や材料もシンプルでナチュラルなものばかりなので、自宅のキッチンで楽しめます。
また、塩もみ方法ではなく、生葉をミキサーにかけて青汁を作り、これを染料にして、同様に染めることもできます。
ただし、絹以外の繊維は、これとは違った方法なので注意してください。機会があれば“綿の染めかた”もUpする予定です。
同じタイトルのものをYouTubeの動画でも配信しております。ぜひ!ご覧ください。チャンネル登録も、よろしくお願いします。

ひとつ屋では草木染や染織にかかわるさまざまな植物を無農薬・有機肥料で自家栽培しています。太陽がギラギラと照り付ける真夏、収穫のときを迎えるのがレモングラスです。今回は、そんなレモングラスの収穫作業を紹介します。
▼ひとつ屋染料農園

▼うだるような暑さのなか元気なのが、南国生まれの「レモングラス」。初夏から真夏にかけて収穫のときを迎えます。

▼まずは、根元から鎌で刈り取ります。その名のとおり、さわやかなレモンの香りが漂い、炎天下の作業を癒してくれます。

▼収穫したレモングラスは、おおよそ二つに切って束ねて工房に持ち帰ります。

▼まずはゴミや枯れ葉を取り除きます。なかには、こんなものも・・・。でも、これは無農薬の証です。

▼その後、ハサミで約2㎝に切っていきます。最も時間のかかる作業ですが、ここでもレモンの香りが漂うのでそれほど苦ではありません。


▼切り終えた葉を風通しのよい日影に広げ、干していきます。根元の太い部分まで乾くのに3~4日かかります。

▼こうして作っているのが、ひとつ屋の染料です。

▼下の一覧表は、レモングラスで染めることができる色の見本です。各種の繊維にしっかり染まります。

ちなみに、レモングラスの香りは人の脳に作用し、疲れたときや気分転換したいときのリフレッシュ効果があるといわれています。染料として用いる場合にも葉を煮出すので、染色を楽しむと同時に香りで癒されることもできます。ぜひ!レモングラス染めを楽しんでください。

数年前に絹と同じ方法でウールの原毛を染めてみたのですが、あまりうまく染まらなかった経験があります。同じ動物性繊維(タンパク質)だから大丈夫だと思ったのですが、色が悪いうえに退色も早かったです。クサギの実もウールには不向きだというし、化学染料が登場するまでは青い毛糸はなかったと聞いたこともあるので、きっと青の成分とは相性が悪い繊維なのだと思っていました。
先日、何気に読んでいた本のなかに「ウール(原毛)の藍の生葉染め」が詳しく書いてあったので、早速やってみました。
今回は、その染め方(ウール(原毛)/藍の生葉染め方)を簡単に説明します。
▼汚毛を洗って用意した原毛。種類はコリデールです。このウールを洗っているところは、『汚毛洗い』をご覧ください。

▼藍の生葉。今年(2020)初めて育てた「ちぢみ藍」です(藍の種類)。いつも栽培している「千本藍」とは違って、その名のとおり、葉に縮れがあります。機会があれば、その違いを説明する blog をUpします。

▼絹を生葉染めするときと同じように、まずは青汁を作るのですが、それを一旦炊いて、さらに青汁(酵素)を加えて染めます。ちなみに、本にはなかったのですが少量の粗塩を加えて「もみ出し抽出」をしてみました。そのほうが浸透圧が上がるような気がしたからです。

▼確かに、ウールが濃く、しかも美しい蒼に染まっています。以前このblogで紹介した『藍染めのウールを糸に紡ぐ』では、乾燥した葉を使った煮染めをしたのですが、この時には助剤としてハイドロを用いました。しかし、今回は一切の助剤を使っていません。完全に藍の葉のみです。

簡単ではありますが、藍の生葉によるウール(原毛)の染め方です。このワークショップを開催しようと思いますので、興味のある方はメール等でお知らせください。