タグ: 絞り染め

  • 絞り染めTシャツの作り方(縫い絞り編)

    絞り染めTシャツの作り方(縫い絞り編)

    随分と以前に絞り染めで ↓ こんなTシャツを作りました。

    とても気に入った作品でしたが、ひとつ一つの作業に随分と時間のかかるものなので、なかなか手が出せませんでした。ところが、我ながら“なんの心境の変化か!?” 無性に作りたくなって、その作業を始めました。今回は、その作り方を紹介します。


    絞り染めTシャツの作り方 ①


    ① まずはTシャツ用の生地(ニット地)に下絵を描き、ひたすら縫います。

    絞り染めTシャツの作り方(縫い絞り編)

    ↓ 縫い目はこんな感じです。

    絞り染めTシャツの作り方(縫い絞り編)

    ② そして、これをひたすら絞ります。このとき、縫って絞った糸で縫い目を巻く「寝巻き」をしておくと柄がはっきりと出ます。これを「縫い絞り」や「寝巻き絞り」などといいます。

    絞り染めTシャツの作り方(縫い絞り編)

    絞り染めTシャツの作り方(縫い絞り編)

    ③ 上の写真でようやく半分。ここまで3日くらいかかっています。さらに頑張って絞っています。もう指が痛いです。そして4日目、ついに絞り終えました。

    絞り染めTシャツの作り方(縫い絞り編)

    ↓ きれいに絞れていると、絞り終えた状態もきれいです。裏から見ても。よい感じです。

    絞り染めTシャツの作り方(縫い絞り編)

    と、今回は地味な作業ばかりです。次回は、これを藍染め(乾燥藍葉染め)します。楽しみにしていてください!

    → 絞り染めTシャツの作り方 ② へと続く。

     

  • わりばし絞り!?

    わりばし絞り!?

    前回のブログ『板締め絞り』の続編です。今回は板ではなく、割箸(わりばし)を使って絞ってみました。 今回も、スカーフを染めてみました。で「板締め絞り」ならぬ、これぞ「わりばし絞り」です!

    まずは、スカーフを長手方向にジャバラ折りして、「八」の字になるように割箸で布を挟んでいきました。割箸の両端は、ゆるまないように輪ゴムでしっかり縛ります。

    ↓ これを藍で濃く染めます。

    充分に発色させた後に、割箸を解けば、ご覧のとおりの模様があらわれます。しかし、僕のイメージでは、もっとハッキリした柄だったので少し残念です。でも、これはこれで良し!! とします。ただ、少し男性っぽい柄になったので、紳士用のスカーフにすることにします。それにしても、この技法はまだまだ勉強が必要ですし、新たな発見はいっぱいです。

  • 木目絞り

    木目絞り

    以前のブログ『風呂敷(藍染/木目絞り)』「木目絞り」という技法で藍染めした作品について書きました。

    木目絞り

    こういう手仕事の雰囲気が、やっぱり僕は大好きです。そこで、今回は服でも作ってみようと、さらに細かな絞り染めに挑戦します。

    ▼ 染めるのは60×120センチほどの布。

    木目絞り

    ▼ これを、ただひたすら7ミリほどの間隔で縫っていきます。

    木目絞り

    木目絞り

    ▼ 次に、これをただひたすら絞っていきます。

    木目絞り

    ▼ 絞り終えた状態です。これを藍染めします。

    木目絞り

    例によって、目も肩もガシッガシッになってしまいましたが、頑張った分だけ、染め上がりが楽しみです。どんな服にするかは未定なのですが、どうぞ!! 楽しみにしていてください!!

  • タイダイ(Tie Dye)の染め方 ①

    タイダイ(Tie Dye)の染め方 ①

    先日のブログ『タイダイ大失敗!!』で「渦巻き染め」がうまくできなかったことを書きました。あれから何度もチャレンジして、ようやく思うような柄を出せるようになったので、今日はその染め方を書いておこうと思います。

    ちなみに、タイダイ(Tie Dye)のタイ(Tie)は「縛(しぼる)る」や「ゆわえる」の意味で、ダイ(Dye)は「染める」の意味。つまり、タイダイ(Tie Dye)を日本語でいうと「絞り染め」ということになります。


    タイダイの染め方 ① 


    今回、使った染料はダイロン・コールドです。この技法ではさまざまな種類の染料が使えますが、家庭でも染めていただけて低温(水)でもに色落ちも少なく、発色がきれいなダイロン・コールドを使いました。Tシャツやタオルなど、頻繁に洗濯し、色落ちが心配な場合は、別売りの「カラーストップ」を使用すれば、さらに堅牢度を上げることができるそうです。

    タイダイ(Tie Dye)の染め方 ①
    ① まずは下準備です。染めたい布を洗濯して糊や汚れを取り除き、ダイロン・コールドの場合は専用の定着液に浸しておきます。布を絞っておいてから定着液に浸す場合もあるようですが、この後に脱水作業があり、そのときに絞っておいた形が崩れることがあるので、今回は定着液に浸してから絞って模様をつけるようにしています。

    タイダイ(Tie Dye)の染め方 ①
    ② 布を絞って模様をつける作業です。今回は “ 渦巻き状の模様 ” を染めたいので、布の中心(渦巻きの中心にしたい箇所)を指で摘んで、下の写真のようにクルクルと巻いていきます。結構、適当にやっても構わないのですが、きれいな渦巻きのほうが染め上がりもきれいなようです。また、「少し強い(きつい)かな!?」と思うくらい巻いたほうが、くっきりとした柄になります。

    タイダイ(Tie Dye)の染め方 ①
    ③ 次に、巻き終えた②が崩れないように、6~8等分に紐で縛っておきます。染色後、この状態のまま脱水機にかけるので、紐が解けないようにしっかりと縛っておいたほうがよいです。ただ、あまりにも強く縛ると、縛ったところがムラになることがあります。縛った柄を作るか、作らないかもデザインの一つなので、このことも考慮して作業してください。

    タイダイ(Tie Dye)の染め方 ①

    今日の作業は、ここまで。次回は、いよいよ染色です。

  • 『波に千鳥』の“波”の部分

    『波に千鳥』の“波”の部分

    今日は先日のブログ『Tシャツ「波に千鳥」』で紹介した “波” の部分についてです。

    Tシャツ「波に千鳥」
    『波に千鳥』の“波”の部分


    絞り染めの方法


    ▼ 今日、紹介するのは、この部分です。
    『波に千鳥』の“波”の部分

    このTシャツの “波” の部分は、いわゆる「絞り染め」です。ちなみに、絞り染めとは、その名のとおり「糸で布を強く絞り、染料が入らない箇所を作って模様を描く方法」なのですが、絞り方や使う道具によって、さまざまな呼び名があります。これは、最も単純な絞り方で「平縫い引締め絞り」という方法です。

    というわけで、その工程を紹介します。

    まずは、下の写真のように布に下絵を描きます。今回は、日本の伝統的な文様である「青海波(せいがいは)」をイメージしてみました。なんて書くと、すごく立派な感じがしますが、実は「どんな柄にしようかなぁ?」と考えていたときに目に飛び込んできたのがCDで、その円弧を利用して描いただけの曲線の重なりです。でも、僕の好きな雰囲気ではあります。

    『波に千鳥』の“波”の部分

    この線に沿って、ひと針ひと針—、できるだけ均一に「括り糸(絞り染め専用の糸)」で縫っていきます。後で強く引き締めるので、ふつうの縫い糸では切れてしまうので “括り糸” を使います。また、このときに引締めながら縫うと、下絵が見えなくなってしまうので、糸がもったいなくても、写真のようにラインごとに縫って、糸を余らせておきます。

    『波に千鳥』の“波”の部分

    すべてが縫い終わると、これを一本ずつ強く引き締め、下の写真のようにします。括り糸でも強く引っ張りすぎると切れてしまいます。でも弱いと、はっきりした柄になりません。微妙な引っ張り加減が必要です。

    『波に千鳥』の“波”の部分

    そして、次は絞った箇所の奥にまで染料が入るように、さらには均一になることを注意しながら浸し染めをします。染料の中で絞った所を揉んだり、開いたりしながら、染料をヒダの中まで透させるのですが、入り過ぎたり、ムラになったりしないように—と、とても気を遣う作業です。

    『波に千鳥』の“波”の部分

    そして、最後が糸を抜く作業です。ここが最もドキドキする作業です! 一本一本の糸を引っ張りながら結び目を切って解いていきます。そのとき決して布に傷をつけてはなりません。糸を引っ張りすぎると、結び目が布を抜けて大きな穴になってしまいますし、引っ張らないと、結び目が布から離れません。ほんとッ! ここが最も神経を使う作業なんです。実は、ここで布に傷をつけたしまったことが何度もあります。

    『波に千鳥』の“波”の部分

    型染めの凛(りん)とした雰囲気も好きですが、僕は絞り染めの素朴な雰囲気が大好きです。具象的な柄を表現するには向いていない技法なのかもしれませんが、この雰囲気を生かした作品も作っていきたいと思っています。