先日来、コツコツと作っていた藍の絞り染め風呂敷がやっとできました。やっぱり、僕は、こういう雰囲気のものが好きです。
これは、絞り染めのなかでも最も単純な技法の一つで「木目(もくめ)絞り」と呼ばれるもので、1cmほどの間隔で、ただひたすら波縫いをして絞っていきます。今回は市松模様にし、絞り柄も交互になるよう配しました。
▼まずは、風呂敷に縫い目を下書きします。
▼この線に沿って、できるだけ細かく波縫いします。
▼全ての波を終えると、順番に絞っていきます。
▼全てを絞り終えた状態です。
▼これを藍で染めます。
▼布を切らないように、糸を解けば完成です。
と、まぁ、作業としては、さほど難しくはないのですが、とても根気にいる工程が続きます。昔は、農家の囲炉裏端などでコツコツ縫ったんでしょうね。行灯や蝋燭の明りの下で・・・。LED電灯のもと、メガネをしても大変なのにーー。昔の人って、やっぱりすごいなぁ~ と、つくづく実感します。