先日、染料になる植物でも採取しようと近所の河川敷に行った帰りに訪れたのが 『加賀屋新田会所跡 (かがやしんでんかいしょあと) 』 です。ここは江戸時代に加賀屋が新田(干拓)を開拓したり、その後の経営をしたりしていた重要な建物群で、当時の様子を今日に伝える貴重な遺構だそうです。
現在の大阪市域のほぼ3分の1が、江戸時代以降に加賀屋などの豪商によって海を干拓して生み出された土地だそうです。ブルドーザーもショベルカーもない時代に〝人の手だけで作られた大地〟が大阪市の3分の1もあるとは、ほんとッ!! すごい!! ですよね。人の情熱やエネルギー、そして欲望には心から感服させられます。
そういえば、いよいよ明後日(2015年5月17日)は、大阪市を存続するか!? 廃止するか!? を問う、いわゆる大阪都構想の住民投票です。大阪市民の一人である僕にとっては重要な日となるわけですが、長い長い時間をかけて先人たちが作り上げてきた大阪の〝よりよい未来〟を願って一票を投じなければ!! と改めて感じさせられます。