投稿者: hitotsuya

  • あれから10年――

    あれから10年――

    4年ぶりにいつもの雰囲気での開催となった地元の祭り――。かつて、この辺りが農村だった時代に豊作と雨を願う農民たちの素朴な祈りに、その起源があるそうです(詳しくは『だいがく祭と勝間木綿』をご覧ください)。

    祖父も、父も、私も、息子も—、代々と楽しみにしてきた地元の祭り、4年ぶりとなった今年は、それまでとはちょっと違った心持で参詣してきました。

    ちょうど10年前に書いたブログ『時の流れは早いもの』には、当時、一緒に行ってくれなくなった息子への思いと、その寂しさを書いていました(涙)。あれから10年、その息子は結婚し、世の中はコロナに震撼し、たかが10年ですが、社会も私の環境も激変しました。さらに10年後、私はどんな気持ちで、この祭りをみていることでしょうか—。かつての農民たちのように、ただただ平穏な暮らしを祈るばかりです。

    あれから10年---

     

  • 染織の聖地――ジャイプール

    染織の聖地――ジャイプール

    染色にかかわる者にとって“聖地”の一つともいえるのがインドのジャイプールです。古くからさまざまな染色技法が伝承され、色鮮やかで美しい模様のブロックプリントは特に有名です。そのうえ、そのほとんどが今も天然染料のみで染められています。
    随分と前から一度は訪ねてみたいと願っていたのがジャイプールです。
    なんと! 昨日、そんなジャイプールから素敵なお客様がありました。しかも、その道のスペシャリストたちです!
    インドの草木染について詳しく教えていただくことができ、日本の技法とは異なった新たな発見がたくさんありました。
    さらに、ひとつ屋でインドの伝統的な草木染の染料や道具を取り扱うことにもなりそうです。
    ジャイプールを訪ねてみたいという思いから、この歳になって“留学したい!”という思いに変わりました。
    素晴らしい出会いに感謝です!

    染織の聖地――ジャイプール

  • こんにちは、我が母校よ!

    こんにちは、我が母校よ!

    こんにちは、我が母校よ!

    こんにちは、我が母校よ!

    私がこの学校に入学したのは、もう40年も近く前のこと。威風堂々たるレンガ造りの校舎で、ものづくりについて学べたことは今も誇りに思います。大正13年に建てられているので、来年はちょうど100周年だそうです。その長い時のなかには戦争や大きな地震もありながら、今も当時と変わらない姿を残しています。
    めったに中に入ることはなくなりましたが、この前を通るたびには、必ず正面の時計塔を仰ぎ見てしまいます。たった3年しかいなかったのに、齢五十を過ぎた今も、なぜか心の拠り所です。

    そして今日からは、私も阿倍野区民――。これまで以上に時計塔を仰ぎ見ることが増えそうです。

  • 失敗と反省。その繰り返し—。

    失敗と反省。その繰り返し—。

    これまでの圃場とは別に放棄耕作地を借りて藍用の畑にしようと、その復活に取り組んだのは昨年の秋のことでした。その工程は“放棄耕作地の再生”というより、もはや“開拓”“開墾”という状態でした。時間と労力をかけた新しい圃場でしたが、藍の収穫時期を迎え、想像していたような結果にはならず、とてもガッカリしています。まさに“骨折り損のくたびれ儲け”――。徒労感でいっぱいです。


    ▼ 再生前の放棄耕作地。

    手間と時間をかけ、一本一本の草(笹)の根を手作業で抜き取り、とりあえず畑らしくなったのは春になってからです。
    ※ 植え付けまでの作業については『放棄耕作地に藍を植え付ける』をご覧ください。

    ▼ ようやく藍の苗を植え付けたのは5月の連の終わりごろでした。
    放棄耕作地に藍を植え付ける

    放棄耕作地に藍を植え付ける


    異変に気付いたのは6月の上旬。手前の畑はそうでもないのですが、奥の畑は藍がほとんど生長していません――。

    収穫時期の7月を迎えても、奥の畑の藍は小さいまま、ほとんど生長しませんでした。

    手前の畑は、何とか収穫することができたのですが、よく見ると鹿の食害があります。

    ▼ 鹿に食べられた藍。茎の先がありません。

    ▼ 地面に目をやると、鹿の足跡がたくさんあります。


    それでも何とか収穫できた藍は、一枚一枚 丁寧に葉をとり、これを天日に干す作業を繰り返して乾燥藍葉とします。


    これまでは小さな圃場で試験的に栽培していただけなので成功した気になっていたのですが、面積が広くなると少し勝手が違います。正直のところ、ちょっと調子に乗っていたような気がします。やはり、もっと細心の注意をを払いながら管理すべきだったと、かなり反省しています。

    特に、今年は防獣ネットなしでの栽培を目指しましたが、野菜ほどではありませんが、鹿による食害がありました。

    さらに大きな問題が、上段の放棄耕作地に“水が流れる溝”ができており、雨が降れば、その溝を伝わって下段のこの圃場に流れ込みます。そのせいで水はけが非常に悪くなり、藍の生長を妨げていたようです。放棄耕作地の再生は自らの圃場の問題だけでなく、周囲の放棄耕作地を含め、里山の環境を改善を考える必要があることを痛感させられました。

    ▼ 分かりにくいかもしれませんが、上段の放棄耕作地にできた水が流れる溝です。

    ▼ 水はけをよくするために、(奥の)藍畑に排水溝を作ったのですが、まったく効果はありませんでした。


    意気揚揚と始まった放棄耕作地の再生ですが、ド素人がやってそう簡単にはいくはずもなく、かなり凹んでいます――。ただ。放棄耕作地の再生一年目は土の状態も悪いので、ある程度の悪い結果は覚悟していました。今年の冬は、じっくり土づくりに手間をかけようと思っています。もちろん、来年は害獣対策と管理も今年以上にやっていくつもりです。

    何事も“ローマは一日にして成らず”だし、“段々よくなる法華の太鼓” です。失敗をしっかりと受け止め、ひとつ一つを塗りつぶすように修正していきながら次に備えます。まだまだ頑張りますよ!


    ▼ ちなみに、大阪の圃場は例年にないほどの豊作だったので、ホッとしています。

  • 少しフォーマルなバッグ

    少しフォーマルなバッグ

    今、ひとつ屋では“少しフォーマルなバッグを作ること”に挑戦しています。これはその中の試作品の一つです。高級感を出すためには、もう少し改良の余地はありますが、とてもいい感じにできました。
    ちなみに、これは空をイメージして藍で染めたキャンパス地で作っています。
    これからも、ひとつ屋が作るアイテムを楽しみにしていてください。


    Now we are trying to make a bag that is a little more formal. This is one of those prototypes. There is room for improvement a little more in order to give a sense of luxury, but it was completed very wonderfully.
    By the way, I made this with canvas dyed with indigo in the image of the sky.
    Please look forward to the items we make.
    ※ I am sorry that my English is so bad.


    現在我正在嘗試製作一個更正式的包。 這是它的原型之一。 雖然還有一些改進的空間,給人一種奢華的感覺,但它完成得非常好。
    順便說一下,這幅畫是用靛藍染色的畫布製成的,天空的圖像。
    請期待我們製作的商品。
    *對不起,我的台灣語不好。