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ろうけつ染め③|蝋伏と染色の工程

先日のブログで紹介した『ろうけつ染め②|蝋伏(ろうぶせ)』の作業について書いています。

ひと口に「ろうけつ染め」といっても、さまざまな技法があり、今回は「蝋伏(ろうぶせ)」という基本的な技法で、布に蝋を置くことで染料が入るのを防いで図柄を表現します。たとえば、白地に蝋を塗り、黄色で染めれば、蝋を塗ったところだけが白く残ります。次に、その上(黄色い部分)に蝋を塗り、赤い染料をかければ、黄と赤の掛け合わせでオレンジ色の地となり、白と黄の柄が浮かび上がります。こうして色を重ねて多色を表現するのが「蝋伏」の技法と原理です。なお、このような蝋を使った防染技法についてはバティックとしても広く知られています。


ろうけつ染めの方法

▼ 原画を布に写しとる作業をしています。

ろうけつ染め③『染色』

▼ 白地を蝋で伏せる作業をしています。

ろうけつ染め③『染色』

今回は一色目となる黄色を染め、さらに黄色になる部分を蝋で伏せていきます。下の写真の白っぽい花(下の小さな花)が白くなり、上の黄土色っぽい花(上の大きな花)が黄色になります。

ろうけつ染め③『蝋伏と脱蝋』

最初に考えておいたカラープランニング(最も上の写真の右に写っている色つきのもの)に基づいて、黄色になる全ての部分を蝋で伏せていきます。この作業を終えると、次はオレンジに染めるために、赤い染料で染めていきます。もとの黄色に赤色を乗せてオレンジ色を表現するのですが、染料の配合には微妙な感覚が必要です。こうしてできた染料をハケにとって、布へと刷り込んで染めていきます。下の写真は、その途中の風景です。

ろうけつ染め③『染色』

黄から赤へと染められていきます。染め重ねる作業を終えると、蝋の上にのった染料を拭き取って乾くのを待ちます。乾く時間が非常に大切で、この間に染料が布に定着していきます。赤く見えているのも、次第にオレンジ色に変化していくでしょう。

ろうけつ染め③『蝋伏と脱蝋』

布が乾ききったら、またカラープランニングを見ながら、オレンジになる全ての部分を蝋で伏せていきます。最終的に五色の色を使うので、現在のところ、作業はやっと半分といったところです。このところの残暑で、作業に集中できず、少しザツになっているのが気になっていますが、秋風の吹くころの完成を目指して、残りの半分の作業を頑張るとします。

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