キハダはミカン科キハダ属の落葉高木で、「黄蘗」や「黄柏」「黄膚」とも書き、東北アジアの山地に多く自生し、日本の全土でも見ることができます。樹高は10~20mにも達し、その樹皮を乾燥させたものが、生薬(漢方薬)や染料として使われてきました。染料としては「黄蘗色(きはだいろ)」と呼ばれる鮮黄色を得ることができます。また、本来の黄色を染める以外にも、赤色や緑色の下染めにも利用され、紅花をより鮮やかにするための下染めに用いられるのが有名です。植物染料による重ね染め――。ぜひ! ワンランク上の草木染にチャレンジしてみてください。
※掲載のカラーサンプルをご参照ください。
※100gでTシャツ1枚、または大き目のストール1本を染めることができます(素材や染め方よって濃度や色味が異なります)。
◆ ひとつ屋の植物染料について
ひとつ屋で取り扱う植物染料は、もともと生薬として販売されているものをはじめ、私たちが染め物や織り物に用いられる植物ばかりを育てている“ひとつ屋染料農園”で自家栽培したものです。
それらは可能な限り農薬や化学肥料を使っておりません。そのため、充分に注意はしておりますが、まれに虫などが混入している場合がございます。染料としての品質に問題はございませんので、あらかじめご了承ください。
安全でナチュラルな作品づくりに、ぜひ!お役立てください。