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火のある暮らし

里山の暮らしには火が欠かせません。雑草や雑木を焼いたり、その灰や炭を肥料にしたり、ときには害虫退治に使ったりもします。ところが、煙や火事のこと、またゴミを焼いた時代もあって、最近ではめっきり火を使わなくなりました。

そして、高齢化した集落では「雑草や藪を刈るのはできるけど、あとの処理が大変だから—」と、里山や竹林ばかりか、かつての田畑までも放棄され、荒れるに任されています。そうなると、イノシシやシカ、スズメバチがやって来るようになりました。

草木染の作業では灰汁(草木灰を熱湯に浸した上澄み液)をよく使います。植物を煮出したり、媒染(発色や色止め)をしたり—。藍染めにも用います。針葉樹より広葉樹の灰のほうがpHが高く、よいといわれています。なので、もう何年も放棄されたままの里山を整備しながら広葉樹を集め、自作の焼却炉で灰を作りました。今日は、そんなお話です。


灰を作る


▼ あちこちに転がっていたブロックを広い集め、ロケットストーブの原理で作った初代の焼却炉。そもそも古いブロックを使ったせいか、積み上げただけだったからか—、半年ほどで崩壊してしまいました。

火のある暮らし

▼ そして、試作的に作ってみたのが2代目の焼却炉。手前に写っているのが崩壊した初代焼却炉です。

火のある暮らし

▼ 今回は新しいブロックを積み上げ、崩れないように周囲を鉄筋とアングルで固定しました。ただ、耐火用のブロックではなく、モルタルで固定もしていません。これで試用し、改善点を加えながら3代目を作ろうと思っています。

火のある暮らし

▼ まずは放棄竹林の整備です。切り出した竹を燃やし、消し炭にして畑へ入れます。効率よく燃えてくれました。

茶畑づくり①

火のある暮らし

▼ 次に、里山の整備で出た雑木です。広葉樹ばかりを集めて灰にします。

火のある暮らし

火のある暮らし

火のある暮らし

▼ 竹に比べて燃え尽きるまでに時間がかかります。丸二日かかって完全な灰にしました。

火のある暮らし

▼ 中庭いっぱいにあった広葉樹の雑木も、きれいになくなりました。でも、できた灰は極わずか—。まるでゴミくずのように軽く扱われる灰ですが、こうして得ようとすると大変な労力を要することを実感させられました。木々の命としても、これを作る労力的にも、貴重な灰なので、草木染の作品づくりでも大切に使わせていただきます。

火のある暮らし

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