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アンティーク風メガネケース

ひとつ屋のリニューアルオープンに備えて、草木染め以外にも、染織品に関連しそうなアイテムを増やそうと、その試作を続けています。いろんな品を思い浮かべたのですが、まずは染織品の傍らにあり、これまでのデザインが生かせそうなアイテムでもある「メガネケース」をレーザー加工機(彫刻機)で作ってみることにしました。

とはいえ、“生みの苦しみ”とはよくいったもので、なかなか思うようなものができません。なにせ今まで、メガネケースなど作ったことがないのですから—。メガネが入る大きさは? どんな構造にするの? 塗装や耐久性は?など、さまざまな問題に突き当たりながら、まぁまぁ納得できるものができました。

▼ 試作第一号となったメガネケースです。
アンティーク風メガネケース

▼ 内側の底にはフェルトを貼ってメガネを傷つきにくくしています。
アンティーク風メガネケース

▼ 蓋(ふた)には古くから染織品に用いられてきた「宝相華(ほうそうげ)」を彫りました。アンティーク風メガネケース

試作品とはいえ、漠然と作るのが苦手なので、コロナで長らく会っていない義母へのプレゼントになればと思い手がけました。古い日本家屋に義父とともに暮らす義母――。小さなメガネケースですが、その静かな暮らしの邪魔をしないようにと、古びた漆塗りのような雰囲気を出そうと苦労しました。行きつ戻りつの、いや!七転八倒の結果、ようやく思った様子に完成することができました。

▼ ちなみに塗装前は、こんな感じ。素材はMDF(木質繊維を樹脂を加えて成形したもの)をレーザー加工機で切り出した部材を張り合わせて箱状にしています。
アンティーク風メガネケース

試作では、こんな雰囲気にしましたが、これからは現代的なデザインや異素材を取り入れたものも作っていこうと思っています。また、このように箱ものが基本形ができたので、いろんなアイテムにも展開していこうと思っています。ひとつ屋のリニューアルオープンをお楽しみに!

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