毎年、ひとつ屋では”春分の日”の前後に蓼藍(タデアイ)の種をまくようにしています。令和3年(2021)も、3月20日に種をまきました。今年は『藍の育て方』として、その種まきから収穫までをブログなどで紹介していきます。また、収穫した藍での「生葉染めの方法」なども紹介します。
ひとつ屋では小さな畑に地植えしていますが、プランターでも栽培することができるので、興味のある方は、ぜひ!ご一緒に育ててみてください。では、早速!始めましょう!
藍の育て方①「種をまく」
① 藍の種は畑やプランターに直播せず、育苗箱で苗まで育てます。まずは、そのための道具の紹介。育苗箱と培養土です。どちらも、ホームセンターや園芸店で購入することができます。培養土は一般的な花や野菜のためのもので大丈夫です。
さらに、育苗箱と同じ数のビニール袋(ゴミ袋でもOK)を用意します。そして藍の種です。
藍の種(蓼藍)は、インターネットなどで購入することができます。
② 育苗箱に培養土を入れます。箱の8~9分目まで土を入れたら、手で軽く押し固めておきましょう。
③ これにジョウロでたっぷりの水をやります。その後、手や棒を使って培養土に深さ2~3センチほどの溝を3本掘ります。
④ この溝に藍の種を筋まきします。ちょっと密集しすぎてるかな? と思うくらいでも大丈夫です。
⑤ 種が隠れるように溝を埋め戻し、育苗箱ごとビニール袋に入れて発芽を待ちます。ちなみに、ビニール袋に入れるのは、乾燥を防ぎ、温度を確保するためです。また、鳥やナメクジなどの食害から守るのにも役立ちます。
今回はここまで。芽がでるのが楽しみです。次回は発芽後の管理について紹介します。