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JUGEさんとの時間

わが家には「JUGE(じゅげ)」さんという愛犬がいます。何となくフランス語っぽくって、おしゃれな名前でしょ! でも、本名は「寿限無」なんです。このとても日本的な名の由来は、そう!あの有名な落語の『寿限無』。文字どおり“寿命の限りが無い”という長寿を願う意味です。

以前のブログ『じゅげむがやってきた』にも書きましたが、彼は超多頭飼いの繁殖施設から救い出された“保護犬”で、わが家に来たとき(’22年8月)には、げっそりと痩せ果てて食欲はなく、一時は生死の境をさまようような状態でした。

▼ わが家にやってきたころのJUGEさん。すぐに服従姿勢をとるのが悲しくも感じました。
じゅげむがやってきた。

そのころのJUGEさんは体調の問題ばかりでなく、虐待されていたので精神的なダメージも大きく、人間をおびえるのはもちろんのこと、ほかの犬とも関わろうとはしません。ただただ、息を殺して目立たないよう“存在を消す”ばかりでした――。

それから10カ月が過ぎ、随分と元気になりました!

うちに来たときは、まだ2歳にもなっていなかったので、その後の変化には目覚ましいものがありました。まずは食事を工夫して体力を付けさせ、いつも「もう大丈夫やで!」と言い聞かせながら閉ざした心を開かせることに注力しました。その変化を見ていると、人も犬も、いかに愛情が必要であるかということを痛感させられます。今でも、彼には苦手なことがいっぱいありますが、以前のことを思えば、とても犬らしくなりました。そんなJUGEさんの近況です。


▼ ほかの犬や人間がいなければ、外でも遊べるようになりました。

▼ めいっぱい疾走することもできます。

▼ 毛に絡んだ草は、元気に走り回った証です。

▼ 家に帰ってきたら、ひと眠り。

▼ 目が覚めたらテレビを見ます。

▼ テレビに飽きたら、また寝ます――。


うちのJUGEさんは、性格も“見た目”も本当に可愛いです! と言いたげな “親ばかブログ” になってしまいました。でも、いつも「ほんまかわいいなぁ~😍」と感じてしまいます。考えてみると、これがダメなんだ!と大きく反省させられます。

少し、ほんの少しだけ “かわいいトイプードル” ではなかったJUGEさんは“売り物”にはならず、餌ももらえず、じゃまものとして虐待を受けて、わが家にやってきたのでした。なので、ときどき自分の言動を考えさせられることがあります。

もうこうした犬を出さないためにも、これからの時間と向き合いたいと思っています。

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