以前に『柿渋での型染』と題したブログで、伝統的な「花菱紋」の型紙を使った柿渋の型染を紹介しました。これは、柿渋を混ぜた糊で模様を表したもので「捺染(なっせん)」に近い技法です。
※ 「捺染」では型紙の抜けた所に色が入ります。
今回も同じ型紙と柿渋を使った型染ですが、でき上がりの模様が逆になる技法です。以前に紹介した技法よりも古く、一切の科学的な助剤も使いません。まずは、布に伝統的な型糊を置き、乾くのを待ちます。
これが乾けば呉汁(豆乳のようなもの)を塗り、その後に柿渋で染めていきます。柿渋の捺染型と同様にトートバッグを作ろうと思っています。随時、その工程も紹介します。お楽しみに!