「紙衣(かみこ)」って、ご存じですか? これは和紙で作った着物のことで、平安時代の中ごろから武士や俳人、僧侶などが好んで着たそうです。意外にも、とても丈夫で、雨にも耐え、持ち運びにも便利だったらしいです。その作り方は、こんにゃく糊を塗った上質で厚い和紙に柿渋を塗っては乾かすことを何度も繰り返し、天日に干すそうです。その後、強く揉んでから衣服に縫い上げたそうです。お~ッ! おもしろそう! こんにゃく糊を塗った和紙が手に入ったので、早速!カバンでも作ってみよっと!まずは柿渋を塗ります。
▼ 柿渋を塗り始めた「もみ和紙」。これから何度も塗り重ね、天日に干します。