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蜀江文様

ひとつ屋では日本をはじめとする“東洋のデザイン”を大切にしています。先日は伝統的な「花菱紋」の型紙を使った柿渋の型染を紹介しました(『柿渋での型染』)。今回は中国に由来する伝統模様である「蜀江(しょっこう)文様」を紹介します。

この模様は日本では卑弥呼(ひみこ)の時代に、中国にあった「魏(ぎ)」「呉(ご)」「蜀(しょく)」の国のうち、蜀にあった「蜀江」という川(現在の四川省・成都付近を流れる川。錦江)の流域で織られた良質な絹織物に由来するそうです。

規則正しく並んだ八角形の枠の中に「龍」や「鳳凰」「蓮華」などを配した柄は、どことなく中国っぽい雰囲気を感じさせられます。日本へは伝えられたのは奈良時代で、法隆寺にも『法隆寺蜀江錦』が宝物として残っています。

前述したとおり、本来は織物の柄ですが、今回はこれを染め用の型紙にして柿渋で染めようと思います。

さぁ、どんなものができますか!? 楽しみにしていてください!


▼ 染め用の型紙にした「蜀江文様」。
蜀江文様

▼ 柿渋で捺染風に糊置きしました。
蜀江文様

蜀江文様

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