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蚕紗(さんしゃ)染めのマフラー

以前『蚕紗(蚕の糞)染め』題したブログで、原毛(ウール)を“蚕の糞”で染めて糸に紡いだことを書きました。 蚕の糞とはいえ、桑の香りがするくらいで、不快感は一切ありません。それどころか蚕の糞は、古くから関節痛や神経痛、結膜炎などの漢方薬として利用されたり、脱臭剤や整髪料 、歯磨き粉、鉛筆の芯などにも利用されたりしたそうです。今回は、そんな蚕の糞で染めた糸をマフラーに織り上げた話です。

▼蚕紗(蚕の糞)で染めた原毛(ウール)を紡いだ糸。
蚕紗(蚕の糞)染め

梅雨に入ろうかというころから、この糸を使ってマフラーを織り始めました。ちょっと季節はずれのような気もしますが――(笑)。でも、雨の日はなぜか集中できて作業が進みます。ちなみに、子供のころから雨の日が好きだったのは、そんな理由からです。

蚕紗(さんしゃ)染めのマフラー

そして、ようやく織り上げることができました。夏に向かうころ、とても季節はずれなアイテムですが、蚕の糞からとても美しい織り物がうまれました。納得の作品です!

蚕紗(さんしゃ)染めのマフラー

蚕紗(さんしゃ)染めのマフラー

 

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