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  • 東洋的な美しさ

    東洋的な美しさ

    作品を作るとき、いつも意識していることの一つに“東洋的な美しさ”を大切にするということがあります。それは日本を含めたアジア全体が共有する美しさです。これは日本の古い型紙のデザインですが、どこか西洋的で、しかも現代的なところが気に入っていて頻繁に使います。今回は柿渋で染めてバッグに仕立てようと思っています。

    東洋的な美しさ


    When I create works, what I value is “oriental beauty”. That is the beauty shared by all of Asia, including Japan. The paper pattern in this photo is an old Japanese design, but I like it because it is somewhat European and yet modern, so I use it often. This time, I’m thinking of dyeing this pattern with persimmon tannin and then making it into a bag.


    我創作作品時,看重的是“東方之美”。 這是包括日本在內的整個亞洲共有的美景。 照片中的花紋紙是日本的舊設計,但我喜歡它,因為它有歐洲的感覺,而且很現代,所以我經常使用它。 這一次,我想用柿子丹寧來染這個圖案,然後做成一個包包。

  • 大収穫祭!

    大収穫祭!

    今年の秋は、ひとつ屋での展覧会に始まり、神戸での素材博、そしてマルゼンボタンでのクリスマス展—と、イベントがめじろ押しでした。なので、畑の管理がおろそかになり、ようやく秋の収穫できたのは先日のことです。今日は【ひとつ屋染織農園】で収穫した作物を紹介します。


    ▼ まずはジャガイモ! 秋に植えたもので、少しだけ収穫することができました。
    大収穫祭!

    ▼ 大量に収穫できたのが里芋!  この畑は里芋に向いているようです。
    大収穫祭!

    ▼ 芋シリーズの最後が、サツマイモです。
    大収穫祭!

    ▼ サツマイモは少ししか収穫できませんでした。栽培方法が悪かったうえに、何者かに食べられています😱
    大収穫祭!

    ▼ ショウガが1個だけ—😭
    大収穫祭!

    ▼ 荏胡麻も収穫できました。
    大収穫祭!

    ▼ ピーナッツ🥜 これは結構たくさん収穫できました。🍺が楽しみです。
    大収穫祭!

    ▼ そして、今年最も嬉しかったのがキウイの収穫でした。例年のように欲張らず、摘果と剪定を重ねて丁寧に育てました。すると大きくて美しい実がたくさん収穫できました。
    大収穫祭!

    そもそも、ひとつ屋の農園は染織にかかわる和綿や養蚕用の桑、そして藍などの植物ばかりを栽培しています。こうして、その一角で自分たちが食べるものを作っていますが、まだまだ勉強が必要なようです――。来年は、食べるもの栽培も勉強して、もっと収量をUpしたいと考えています。まずは、冬に来年用の畑作りを頑張ります!

  • レインボーヤーン(虹色毛糸)

    レインボーヤーン(虹色毛糸)

    何度も何度も失敗した末に、ついに完成しました! その名も「レインボーヤーン(虹色毛糸)」です。
    こんなにも色鮮やかな段染め(グラデーション)のに、完全な草木染! 天然染料のみで染めています。
    近いうちに染め方を紹介します。楽しみにしていてください。


    After trial and error, I was able to dye “Rainbow Yarn”.
    Although it is so colorful, it is dyed only with completely natural dyes (botanical dyeing).
    I will show you how to dye it soon. Please look forward to.


    經過反複試驗,我能夠染出“彩虹紗”。
    雖然顏色很鮮豔,但只用完全天然的染料(草木染)染色。
    我很快就會告訴你如何染色。 請期待。

  • マリーゴールドの染め方

    マリーゴールドの染め方

    マリーゴールドは、キク科コウオウソウ属(マンジュギク属)のうちでも栽培されるものの総称で、アメリカ大陸の熱帯と温帯にかけて約50種が分布します。園芸店では「フレンチ」や「アフリカン」などと表示されていますが、すべてがメキシコ原産でフランスやアフリカとは無縁だそうです。江戸時代には日本へ伝えられ、「千寿菊」や「万寿菊」と呼ばれていました。


    ▼ 色とりどりの花を咲かせるマリーゴールド。

    晩春から初冬まで次々に花を咲かせるマリーゴールドはガーデニングでも人気で、街角でもよくみかけます。その花や枝葉はよい染料になり、安価なうえに育てやすい植物なので、ぜひ!マリーゴールド染めにチャレンジしてみてください。では、早速!その染め方を紹介します。


    マリーゴールドの染め方


    ① 今回、染めるのはシルク(左)とコットン&レーヨン(右)のストールです。


    ② 被染物を「煮洗い」します。煮洗いとは、染めるものに含まれている汚れや油分、糊などを焚いて取り除くことをいいます。一見、きれいで真新しい布(生地)でも煮洗いは必要です。この作業をしたものと、そうでないものでは染め上がりに随分と差がでます。方法は至って簡単です。布の重さの30倍ほどの水に洗濯用中性洗剤を適量(いつもの洗濯と同じ割合)を加え、沸騰する直前の温度で30分ほど炊きます。後は、ふつうにすすいで脱水してください。

    ※ここでポイントです。草木染では、すべての工程でステンレスかホーローの鍋を使ってください。また、その他の道具でも鉄やアルミ、銅のものは使わないでください。その理由は後述します。

    煮洗いを終えて一旦 乾かした布の場合、染料の浸透をよくするために「地入れ(ぢいれ)」と呼ばれる作業を行います。「地入れ」なんていうと、すごい作業のようですが、ただ単に染めるものを30分ほど水に浸けておくだけです。煮洗い後、乾かさずに染める場合、この作業は不要です。


    ③ 今回は乾燥させたマリーゴールドの花を使いますが、茎や葉でも同様に染まります(乾燥マリーゴールド(染料)は、ひとつ屋でも販売しています。ぜひ!ご利用ください)

    ④ 8リットルの水で50グラムの乾燥マリーゴールドを約40分煮出します。煮立たせず、じっくり色を抽出しましょう。

    ⑤ 約40分後、できた染料からマリーゴールドを濾し取ります。


    ⑥ いよいよ染色です。染料にストールを浸して染める「浸染(しんせん)」という方法です。この染料のなかでストールをゆったりと泳がしながら約40分染めます。

    ⑦ 40分ほど染めたのち(ちなみに、染めた色に「正解」はありません。あくまで自分が好きな色の具合になれば終了です)染液から引き上げ、バケツなどに溜めた水に入れて余分な染料を洗い流します。ゴシゴシ洗わず、水のなかで振り洗いする程度です。

    ⑧ これを手で軽く絞り、媒染液に浸けます(シルクのストール)。黄色に発色させるための媒染剤は「明礬(ミョウバン)」です。スーパーの漬物売場などで売っているもので大丈夫です。これを8リットルのぬるま湯に10グラムを入れてよく溶かし、軽く絞った染めた布を浸します。このときも、染色のときと同様に、均等に媒染液が布に触れることを意識しながら、ときより広げるようにして動かして30分ほど浸けます。

    ⑨ 次に、コットン&レーヨンのストールをオレンジ色に発色させるためにチタンの媒染剤を用います。媒染の方法は⑧と同様です。

    媒染液に浸すと、みるみるうちに色が変わっていきます。ご覧のとおり、媒染剤の違いによって、異なった色に発色します。これが草木染です。植物染料と媒染剤の組み合わせで、同じ染材で染めても全く違った色になります。


    ※ここでポイントです。前述の金属製の道具についてです。このように植物の成分と金属イオンが結びついて発色するのが草木染の原理なので、その工程で鉄やアルミなどの金属製品を使うと思わぬ色に発足してしまうことがあるので、それらが使えないというわけです。


    ⑩ 媒染によって発色させた後は、よく水洗いをし、シワにならないように広げて陰干しすれば完成です。とてもいい色になりました。左がコットン&レーヨンで右がシルクのストールです。


    今回はシルクとコットン&レーヨンのストールをミョウバンとチタンの媒染剤で染めましたが、繊維の種類や媒染剤を変えることで、さらに違った色を楽しむことができます。下記のカラーサンプルを参照ください。
    ※ウールを含めて上記の染め方で染めたカラーサンプルです。ぜひ! マリーゴールド染めにチャレンジしてみてください。



    草木染染料販売


    ◆ ひとつ屋の植物染料について
    ひとつ屋で取り扱う植物染料は、もともと生薬として販売されているものをはじめ、私たちが染め物や織り物に用いられる植物ばかりを育てている“染織ファーム”で自家栽培したものです。
    それらは可能な限り農薬や化学肥料を使っておりません。そのため、充分に注意はしておりますが、まれに虫などが混入している場合がございます。染料としての品質に問題はございませんので、あらかじめご了承ください。
    安全でナチュラルな作品づくりに、ぜひ!お役立てください。

    商品詳細を見る


    マリーゴールド(根を除く全草) 50g ◆ 草木染(材料)天然・植物染料


    そのほかに、Amazon、楽天Yahoo!creemaminne などでも販売しています。

     

  • 【草木染】  ワタ(綿殻)

    【草木染】 ワタ(綿殻)

    綿(わた)はアオイ科ワタ属の多年草の総称で、種子の周りにある繊維は強くて伸びにくく、吸湿性が高いため、古くから衣類などに加工されてきました。その歴史は古く、起源については諸説ありますが、その一つが約7000年前のインダス文明に始まり、その後世界中へと広まったとされるものです。

    日本へ伝えられたのは1200年以上も前のこと。ところが継続的に生産されることはなく、次第に廃れていきます。その後、外国からの輸入に頼ることになったので、木綿は“高級な繊維”として扱われる時代が続きました。

    これが本格的に生産されるようになるのは戦国時代後期のことです。江戸時代に入ると各地で栽培が急速に拡大し、次第に庶民の衣服に用いられるようになりました。明治時代に入ると“殖産興業”のスローガンのもと、綿布の生産が奨励されたこともあり、昭和の初期(1930年代)には、その輸出量が世界一となりました。太平洋戦争中には綿布の輸出を停止したので一時的に衰退しましたが、戦後には復活し、再び世界一になりました。

    しかし、その後はアジア産の安価な綿布に押され、生産量は急速に減少していきます。そして現在では“ハンドクラフト”の範疇で個人やグループ単位で細々と続けられているだけで、統計上の日本の自給率は今や0%だそうです。

    ひとつ屋の農園では失われた綿業を「持続可能な産業(SDGs)」の一つと捉えて木綿(和綿と洋綿)を栽培し、綿糸と綿布の生産を行っています。そこで今回は、繊維を採取したのちに廃棄されることの多い“綿の実の殻”を使った草木染の色見本を紹介します。

    ※ひとつ屋の活動については「私たちの取り組み」をご覧ください。


    ▼ この綿殻は、ひとつ屋の農園で無農薬・有機肥料で栽培されたものです。

    ▼ 左が「洋綿」、右が「和綿」です。随分と大きさがことなります。詳しくは「和綿と洋綿の比較」をご覧ください。


    【綿(Cotton)】


    ◆ 学名/Gossypium ◆ 分類/アオイ科ワタ属(多年草)
    ◆ 備考/ワタ属は約40種の多年草からなり、世界各地の熱帯または亜熱帯地域を原産とします。開花後にその下部の子房が発達し、朔果 (Cotton boll) が形成され、内部にある種子の表面に生じた綿毛を繊維として利用してきました。さらに、繊維を取り除いた種子から採れる油(綿実油)は、食用としても利用されてきました。
    ◆ 媒染/各媒染については、下記の色見本をご確認ください。


    【各媒染による色見本】

    ※写真下の説明「被染材(濃染=カチオン処理済)/媒染剤/コメント」


    綿/アルミ

    綿/アルミ

    綿/アルミ(豆乳)

    綿/アルミ(豆乳)

    絹/アルミ

    絹/アルミ

    絹/アルミ

    絹/アルミ

    羊毛/アルミ

    羊毛/アルミ

    綿/鉄

    綿/鉄

    綿/鉄(豆乳)

    綿/鉄(豆乳)

    絹/鉄

    絹/鉄

    絹/鉄

    絹/鉄

    羊毛/鉄

    羊毛/鉄

    綿/銅

    綿/銅

    綿/銅(豆乳)

    綿/銅(豆乳)

    絹/銅

    絹/銅

    絹/銅

    絹/銅

    羊毛/銅

    羊毛/銅

    綿/チタン

    綿/チタン

    綿/チタン(豆乳)

    綿/チタン(豆乳)

    絹/チタン

    絹/チタン

    絹/チタン

    絹/チタン

    羊毛/チタン

    羊毛/チタン

    綿/灰

    綿/灰

    綿/灰(豆乳)

    綿/灰(豆乳)

    絹/灰

    絹/灰

    絹/灰

    絹/灰

    羊毛/灰

    羊毛/灰