新年 あけましておめでとうございます。本年も、よろしくお願いいたします。
この年末年始は、コロナのせいで初詣にも行けず、工房にこもりっきりでした。しかし、これはチャンス!とばかりに以前からやりたかったことを正月返上ですることにしました。
“以前からやりたかったこと”というのは、染織品を作る場所を機能的で使いやすい空間にすること。そこで、まず取り掛かったのが作業台のリメークです。今回は、そこで用いた「シャビーナチュラルな塗装方法」も紹介します。
シャビーナチュラルな塗装方法
▼ガラス天板で作業台としては使いづらかったテーブルを“木の天板”にします。
▼もともとの骨組みを再利用するので作業は早く、 いっきに天板を張りました。
▼しかし、廃材を再利用したので、天板に汚れやネジ穴の跡が目立ちます。
▼そこで、このキズを生かして古びた雰囲気にするために、シャビーな塗装をすることにしました。まずは、大きなネジ穴の跡を専用のパテで埋めます。パテが乾けば、サンドペーパー(#180)で表面を調整しておきます。
▼そして、水性ペンキを木目に沿って塗ります。色はアイボリーです。お好きな色を塗ってもらって構いませんが、後で茶色を塗るので、これとの差のある色を塗りましょう。
▼次に、アイボリーが完全に乾けば、茶色の水性ペンキを薄く薄く重ね塗りします。古びた感じがよいので、茶色やグレーがよいでしょう。
▼茶色が半乾きのときに、硬く絞った雑巾で軽くふき取り、下の写真の状態にして完全に乾かします。
▼これで完成!でも構わないのですが、塗膜の強度を上げるためにニスを塗ります。今回は水性のウレタンニス(ツヤなし)を使用をしました。水性のウレタンニスは乾くのも早いうえに、強度もあり、扱いやすいのでオススメです。
これで完成です!
▼近づいて見ても、いい感じの“シャビーナチュラル”な天板のテーブルになりました! とても簡単ですので、使い古した家具のリメークなどに、ぜひ!やってみてください。
追記/このテーブル作りをきっかけに、この年末年始は作業場の家具作りに没頭しました。近いうちに一挙公開しますので、楽しみにしていてください!