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放棄耕作地で染織植物を栽培する。その1年目。

今年(2022年)は、念願だった放棄耕作地の復活に取り組み始めました。まだ寒いころに畑へと再耕し、春に藍のタネをまき、和綿(三河木綿)を植えて栽培を始め、晩秋にはすべての収穫を終えて無事に1年目を終えることができました。今回は、その期間をダイジェストで報告します。


▼ 染織植物を栽培するために放棄耕作地の整備を始めたのは2022年の春のことでした。
放棄耕作地の再生と工芸作物の栽培

▼ 和綿(三河木綿)のタネをまき、藍の苗を定植したのは5月の上旬です。

▼ しばらくすると綿が芽を出します。

▼ このころに害獣を防ぐためにネットをしました。

▼ 雨の季節を迎えると、急速に生長し始めます。

▼ 夏が始まるころには青々と大きくなりました。

▼ このころになると綿に花が咲き始めます。

▼ 盛夏のころには、ちらほらと綿がはぜます。

▼ そして秋になると、想像していた以上の量と良質の綿を収穫することができました。

▼ 枝に付いたまま完熟(← 適切な表現かは不明です)させると、ふっくらとした綿になるような気がします。

▼ 藍の実(タネ)です。今年は、藍葉を収穫することより、タネを得ることを目的に栽培しました。来年からは、このタネで耕作地を広げようと思っています。

▼ 特に今年、新たにチャレンジしたのがマリーゴールドの栽培です。今まではマリーゴールドとの相性が悪く、いつも思うような収穫ができていなかったのですが、ようやくうまくいきました!
※ マリーゴールドは、ひとつ屋オススメ!の植物染料です。


今、ようやく長年の夢がかないつつあります。まずは、ここで栽培した植物の多くに、思っていた以上の収量があったこと、さらには植え付け(種まき)から収穫の過程が今後も継続できそうなことを確認することができました。

ただ、いつものことながら、一つの壁を克服すれば、また新たな壁に行く手を阻まれます――。次なる問題は、綿打ちです。さすがに製麺機を用意するわけにはいかず、なんとか自分たちの手で、以前に紹介した明治時代の紡績機「がら紡」にかかる状態にカードしたいと考えています。まだまだ、ひとつ屋のチャレンジは続きます! 今後とも、よろしくお願いいたします。

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