投稿者: hitotsuya

  • ここに来てよかった

    ここに来てよかった

    私が暮らす村では、毎年、秋に住民たちによる村内の草刈りと林道整備があります。朝、皆が思い思いの道具を携えて公民館に集まり、割り当てられた場所の草刈りや溝掃除、倒木の整理などを行います。


    ▼ この数年は雨が続きましたが、今年は晴天に恵まれました。

    私たちの班は峠へと通じる林道の整備が担当。今でも軽トラック一台がやっと通れるほどの道なのですが、昔はさらに細く、牛に引かせた小さな荷車が通れるくらいの道だったそうです。

    ▼ 山の清々しい空気に満ちた林道

    今ではめったに人も通らない道ですが、かつては隣村に通じる重要な生活道路だったそうです。さまざまな物資が人や牛の背に担がれて峠を越えたと聞きました。そんな古道には、行き交う人々を見守ってきた弁天さんと地蔵さまが、今もひっそりと佇んでいます。

    ▼ 弁天さんの祠

    ▼ 村の境界――峠で人々を見守ってきたお地蔵さん

    こうして村の行事に参加させていただいて、いつも感じるのが “ここに暮らしてきた人々の息遣い” です。そして、何百年と続くその営みに触れるたびに「ここに来てよかった」と心から思います。


    弁天さんと地蔵さまの掃除も済ませ、里に下りてくるころには陽もすっかり傾き、山並みを美しく染めています。ほかの班の帰りを待って、恒例のお疲れ様会 🍻 が始まります。正直、なんといってもこれが楽しみなんです! 改めて「ここに来てよかった」と思います。

  • 雨音だけを聞きながら

    雨音だけを聞きながら

    一昨日から降り続く雨—。いつもは賑やかな里山の虫や鳥たちも、今日はとても静かです。

    子供のころから雨の日が好きでした。というのも、物づくりに集中できるからです。ただ雨音だけを聞きながら今も作業をしています。

  • 古い時代の生産のカタチ

    古い時代の生産のカタチ

    随分と前に投稿したブログ『“明治の産業革命”のように』のなかで「古い機械で生み出される製品にとても興味がある」というようなことを書きました。

    すでに道具とはいえず、しかし機械とも呼べないツールを使って生み出される製品—。ひとつ屋が目指す物づくりのスタイルの一つに、そんな時代の生産のカタチがあります。そして、ついに! その夢を叶えるべく、数日前に大阪の工房から織物にかかわるツールを伊賀(三重県)の古民家工房に運び入れました。どれも、コツコツと集めた年代物ばかりで、とても愛着を感じています。

    今はまだ運び入れただけの状態ですが、徐々に整理しながら “自らの思いを実践する場” へと変えていこうと考えています。今後、物づくりについてはもちろんのこと、古い機械などについても紹介します。ぜひ!楽しみにしていてください。

  • 栽培絵日記/24年10月2日(水)晴【紅花と亜麻での試み】

    栽培絵日記/24年10月2日(水)晴【紅花と亜麻での試み】

    この『栽培絵日記』のコーナーでは、栽培絵日記の【ひとつ屋染織農園】での栽培記録を絵日記風に写真と短いコメントで紹介しています。


    今年、春まだ浅い3月18日に紅花と亜麻のタネを播いたことを『紅花と亜麻のタネをまく』と題したブログで紹介しました。その折に「どちらも試験的な栽培である。特に、亜麻は初めての試みなので成果が不安である」と書きましたが、その懸念は的中!  どちらも涼しい気候を好む植物らしく、夏の到来とともに元気を失い、そのうちに枯れてしまいました。

    とにかく、近年の夏の暑さは異常です。紅花や亜麻だけでなく、あらゆる作物が猛暑にやられてしまいます。冬になっても、大阪では熱帯の植物が屋外で冬越ししてしまうほど。しかし、寒冷な気候を好む植物にとっては、過酷な環境となってしまいました。

    そこで発想を転換して、それらを冬に栽培してみようと思いました。本来、寒冷な土地では春に栽培を始める植物たちを、温暖化した冬に栽培してみようというもの。つまりは “寒冷な土地の春 = 温暖化した冬” としてしまうという試みです。たして、どうなることでしょうか—?

    早速! 畑の整備から始めます。


    ▼ 先日まで陸稲(おかぼ)を栽培していた畑では紅花を栽培する予定です。

    ▼ まずは耕運機で畑を耕します。

    ▼ その後は人力で畝を立てていきます。


    「さぁ! いよいよタネを播きます」といいたいところなのですが、今日も伊賀(三重県)は30℃を超える真夏日。今 まけばタネが腐るか、生長が早まって、やはり暑さに負けるのではないかと考え、播種はもう少し待つことにしました。

    近所の農家さんいわく「今までどおりのやり方ではダメ。いろいろ様子を見たり、考えたりする必要がある」とのこと。ひとつ屋染織農園でも試行錯誤の栽培をするつもりです。今後の報告を楽しみにしていてください。

  • 秋の大大阪キモノめーかんえぽっく2024

    秋の大大阪キモノめーかんえぽっく2024

    去る9月28日(土) 、29日(日)の二日間、大阪天満橋OMMビルで開催された「秋の大大阪キモノめーかんえぽっく2024」に出展してまいりました。

    今回も数多くの方にご来場いただき、またお話しできたことを心から感謝しております。本当にありがとうございました!


    次回、2025年4月12日(土)、13日(日)に大阪中之島 グランキューブ大阪 12階(大阪府立国際会議場・特別会議室)で開催される『春の大大阪キモノめーかんえぽっく2025』にも出展させていただきます。

    着物の展示販売会でありながら、これまで私たちはバッグなどを中心に出展させていただいておりましたが、来春の会ではオリジナルの着物(浴衣)にチャレンジしたり、ワークショップを開催したり—と、これまでとは趣向を変えて参加する予定です。ぜひ!楽しみにしていてください!!