茜(あかね)は草木染めを代表する植物の一つで、実際に“赤い根”をもつので、この名がついたのでしょう。インドアカネ(インド茜)を含め、世界にはセイヨウアカネ(西洋茜)、ニホンアカネ(日本茜)など、温帯から暖帯にかけて50種類以上があるといわれています。特に、このインドアカネは熱帯地方で栽培され、セイヨウアカネやニホンアカネに比べて根が太く、赤い色の発色もよいので、比較的染めやすい植物染料です。
※100gでTシャツ1枚、または大き目のストール1本を染めることができます(素材や染め方よって濃度や色味が異なります)。
※ 草木染用植物染料は、ひとつ屋の実店舗のほか、Amazon、楽天、Yahoo!、creema などでも販売しています。
※インドアカネ染めの色合いは上記の掲載のカラーサンプルをご参照ください。
※50gでTシャツ1枚、または大き目のストール1本を染めることができます(素材や染め方によって濃度や色味が異なります)。
茜(あかね)染め方
① インドアカネを約40分ほど焚いて染料を作ります。
② 布やザルでインドアカネを濾し取った染料に布や糸を浸して弱火で40分ほど焚いて染めます。色むらにならないよう、時より攪拌してください。染色後、染料を捨てないください。
③ 染め上がった布や糸は、ぬるま湯で軽くすすいで各媒染剤に40分ほど浸して発色・色止めをします。
④ 布や糸をぬるま湯ですすいで、②で取りおいてきた染料に戻します。
⑤ 好みの色(濃度)になれば、染料から引き上げ、ぬるま湯でよくすすぎ、風通しのよい日かげで乾燥すれば完成です。
▼ YouTube動画でも「インド茜の染め方」を配信しています。
参考作品
インドアカネで染めた シルク&ウールの糸を4枚綜絖で織った“バードアイ”といわれる模様のストールです。インドアカネらしい鮮やかな赤が印象的です。
草木染染料販売
◆ ひとつ屋の植物染料について
ひとつ屋で取り扱う植物染料は、もともと生薬として販売されているものをはじめ、私たちが染め物や織り物に用いられる植物ばかりを育てている“ひとつ屋染料農園”で自家栽培したものです。
それらは可能な限り農薬や化学肥料を使っておりません。そのため、充分に注意はしておりますが、まれに虫などが混入している場合がございます。染料としての品質に問題はございませんので、あらかじめご了承ください。
安全でナチュラルな作品づくりに、ぜひ!お役立てください。
インド茜の染液は捨てないよう書かれていますが理由は何ですか?
市川七生さま、こんにちは。
コメントありがとうございます。
インド茜は、2~3度 染料を抽出することができます。
1度で捨てず、何度か使ってみてください。
インド茜も、自家栽培されているのですか?
種子はインドのものですか?
㓛刀雅美さま
コメントありがとうございます。
早速ですが、インドアカネは自家製ではございません。台湾より輸入しております。
まだ販売には至っていませんが、ひとつ屋では日本茜と西洋茜を栽培しております。