ベニバナ(紅花)乾燥花びら(乱花)50gは、草木染に使用できる天然の植物染料です。
ベニバナは、キク科ベニバナ属の一年草です。古代にシルクロードを経て日本へ伝わり、古くは「呉藍(くれのあい)」や「末摘花(すえつむはな)」などと呼ばれてきました。
室町時代末期以降、山形県の最上川流域では紅花の栽培と染色用素材への加工が発達しました。江戸時代には、紅花からつくられた紅餅が京都へ運ばれ、染色や化粧用の紅として珍重されました。
紅花の花びらには、水に溶けやすい黄色色素と、アルカリ液によって抽出される紅色素が含まれています。そのため、紅花染めは植物を煮出す一般的な草木染とは異なり、はじめに黄色色素を水で取り除き、その後、残った紅色素をアルカリ液で抽出します。
摘み取った花びらをそのまま乾燥したものを「乱花(らんか)」と呼びます。乱花からは黄色を染めることができ、黄色色素を充分に取り除いて紅色素を抽出すれば、紅染めにも使用できます。
紅花に含まれる紅色素はごくわずかで、鮮やかな紅色を得るには多くの花びらと手間が必要です。その希少性から、紅色は古くから特別な色として大切にされてきました。
そんな、いにしえの“紅(くれない)”染めに、ぜひ! チャレンジしてみてください。
▼ ベニバナ(紅花)乾燥花びら(乱花)

▼ ベニバナ(紅花)で染めた紅色の色見本

▼ ベニバナ(紅花)で染めた黄色の色見本

▼ 紅花の花
ひとつ屋染料農園で栽培した紅花です。咲き始めは鮮やかな黄色で、時間がたつにつれて赤みを帯びていきます。

※掲載のカラーサンプルをご参照ください。
※50gでTシャツ1枚、または大きめのストール1本を染めることができます(素材や染め方によって濃度や色味が異なります)。
※本商品は草木染用の染料として販売しています。食品・生薬など、染色以外の用途には使用しないでください。
紅花染めの特徴
- 花びらを水に浸し、水に溶けやすい黄色色素を取り出します。
- 紅染めをする場合は、花びらを繰り返し洗い、黄色色素を充分に取り除きます。
- 黄色色素を取り除いた花びらに灰汁や炭酸カリウムなどのアルカリ液を加え、紅色素を抽出します。
- 抽出した染液に布や糸を浸し、酢などの酸を加えて中和しながら紅色を発色させます。
- より濃い紅色にする場合は、染色と発色の工程を繰り返します。
※紅花染めは水温や気温、アルカリ液の濃度、酸の加え方によって発色が変わります。少量で試し染めをしてから本染めを行ってください。
ほかの植物染料
ひとつ屋では、紅花のほかにも、草木染に使えるさまざまな植物染料を紹介しています。
◆ ひとつ屋の植物染料について
ひとつ屋で取り扱う植物染料には、もともと生薬として販売されているものや、染め物や織り物に用いられる植物を育てている“ひとつ屋染料農園”で自家栽培したものがあります。
自家栽培する植物は、可能な限り農薬や化学肥料を使わずに育てています。そのため、充分に注意はしておりますが、まれに虫などが混入している場合があります。染料としての品質に問題はございませんので、あらかじめご了承ください。
安全でナチュラルな作品づくりに、ぜひ! お役立てください。
ベニバナ(紅花)乾燥花びら(乱花)50gの販売先
ベニバナ(紅花)乾燥花びら(乱花)50gは、ひとつ屋の実店舗と、次の販売サイトで取り扱っています。在庫状況は各販売サイトでご確認ください。