現在、日本で「農業」といえば、 “食べるもの” に植物を栽培することをイメージします。しかし、かつての農業は食料以外にも多くの産物(工芸作物)がありました。 例えば、染織にかかわるだけでも「藍」や「紅花」、「綿」や「麻」、そして「養蚕」なども、そうした農業の在り方の一つでした。
ひとつ屋では、あえて “食べるための農業” ではなく、何かを “作るための農業” に取り組んでいます(詳しくは『放棄耕作地を畑に戻す vol.1』をご覧ください)。特に、2023年の秋からは新たに畑を借りて、その耕作面積を増やしています。とはいえ、もう随分と前から使われていない畑です。3メートル近く伸びた笹竹に覆われた状態で、まずはこれを畑に戻すところから始めます。
▼ 笹竹に覆われ、その全容さえ見通せなくなった畑――。
▼ まずは刈払機(草刈り機)で笹竹を刈っていきます。
▼ とにかく刈ります!
▼ 刈って刈って、刈りまくります――!
▼ 一心不乱に刈りまくって三日—、お~お~っ! ようやく畑の全貌が見えてきました。
しかし、ご覧のとおり、足元には刈った笹竹が散乱しています。明日以降は、これを広い集めて焼いて炭にする作業を行う予定です。