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放棄耕作地を畑に戻す vol.3

ひとつ屋では、あえて “食べるものを栽培する農業” ではなく、何かを “作るためのものを栽培する農業” に取り組んでいます(詳しくは『放棄耕作地を畑に戻すvol.1』をご覧ください)。特に、2023年の秋からは耕作面積を増やすために、随分と前から畑として使われていない場所を借りて畑に戻す作業に取り組んでいます。

前回(『放棄耕作地を畑に戻すvol.2』)までに、一面を覆いつくしていた笹竹を丸三日かけて刈りました。

▼ 仮刈払機(草刈り機)を使って笹竹を刈り、ようやく全体を見渡せるようになった畑。

今回は、刈った笹竹を焼いて炭と灰にし、一昨年に再耕しておいた別の畑の肥料にします。
※ 一昨年の作業は『放棄耕作地の再生と工芸作物の栽培(1)』をご覧ください。


まずは下の写真のように、刈った笹竹を井桁に組んで、その真ん中から火をつけます。火が外に広がらず、しかも空気の流れができて安全にしっかり焼くことができるそうです。ちなみに、この方法は近隣の農家さんに教えてもらいました。

実際に火をつけてみると、確かに内側から外へと燃え、燃え尽きる前に井桁を組み直すと、あまり火は大きくならず、どんどんと笹竹を焼いていくことができます。

最後には井桁を組むこともできなくなり、こんな状態で鎮火します。

と、文章にすればこれだけのことなのですが、すべての笹竹を焼くのには丸一日がかかり、とても大変な作業でした。それでも、できた炭や灰を別の畑にまいて土壌改良材や肥料として使えるので、なんか得した気分です!

▼ 炭と灰を畑にまいた状態。

こうして、耕作予定地を覆っていた笹竹を刈り取り、再利用することができました。
次は最大の山場です! というのも、笹竹の根は頑強で、ちょっとやそっとでは抜くことができません。残しておけば、また再生し、あっという間に元の状態に戻ってしまいます。

笹竹の根っこを除去する作業に取り掛かります。頑張ります!


▼ 笹竹を刈って、すっきりしたように見える畑ですが、地上部だけがなくなった状態で、地下には茎や根が残っています。次は、これを掘り起こす作業を紹介します。

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