「鹿(キョン)の端革(はぎれ)があるので、草木染して何か作れないか?」という依頼で長財布の試作品を作ったのは数年前のこと。当時のブログにも、鹿革を草木染し、縫製することに苦心したことを書いています。
▼ 鹿革を草木染して縫った長財布
▼ 開くと、こんな感じになっています。
▼ さらに、広げることができます。
▼ 広げた状態で表面を見ると、こんな状態です。このパッチワークは西洋茜(あかね)、藍、コーヒー、タマネギの皮、ウコンなどで鹿革を染めました。
ところが、その後 鹿革を安定的に入手することができず、そのアイテムづくりは中断したままになってしまいました。それでも、鹿革を草木染する方法を考え続け、今では型染ができるに至っています。
▼ 柿渋で型染(試作)した鹿革
そして最近になって、何度目かの鹿革(草木染)の問い合わせをいただきました。私も、今度こそは製品に辿り着きたいと願っています。
当時のブログにも書いていますが、鹿革らしい柔らかな雰囲気を残しながら、シンプルで日常的に使えるアイテムを作りたいと思っています。ぜひ!楽しみにしていてください。
鹿革の草木染について